見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

ゆうれい寺 … 永国寺(人吉市)

2011年04月30日 23時49分49秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
幽霊寺として有名な人吉の永国寺。

むかし、むかし…

このお寺を建てた実底超真(じっていちょうしん)和尚が、

夜な夜な境内の池に現れる幽霊を描いたもので、

これを幽霊に見せるとあまりの自分の醜さに驚き、

以後現れなくなったと伝えられております。

また、西郷隆盛が西南戦争の際に本陣として利用したことでも知られております。




幽霊をどーしても見たい方は写真をクリックしてください。

幽霊よりガラス越しに写った自分の姿(デブ)が怖い…



幽霊が出たと伝えられる池。

昼間は怖くないけど夜は怖いかな…



西郷軍本営碑

人吉は西郷軍に好意的なんでしょうねぇ!?



撮影日:2011年2月7日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G






人吉温泉駅・おかどめ幸福駅 … くま川鉄道

2011年04月26日 08時17分19秒 | 雑誌取材同行記…熊本編
人吉と球磨郡湯前町を結ぶ『くま川鉄道』。

旧国鉄解体の1989年に沿線自治体が出資する第三セクター方式の鉄道になりました。

第三セクター方式の鉄道は経営は厳しいのでしょうが、

近年、観光列車を走らすなど、“住民の足”のからの脱却を図っております。

上の写真は、人吉温泉駅の石造りの車庫。

大正時代に造られた国鉄時代の歴史的遺産です。



くま川鉄道の観光列車『KUMA号』。

レトロ調の緑の車体。

『KUMA1』と『KUMA2』の連結。

土日のみの運行です。



車体には可愛らしい『がんまんちょ』のイラスト。

※「がんまんちょ」とは、球磨川などに生息するハゼ科の淡水魚。



KUMA-2の車内。

車内は木をふんだんに使ったレトロ調。



KUMA-2の運転席。




左側の長く続くレールはJR肥薩線。

JRの駅は『人吉駅』、くま川鉄道は『人吉温泉駅』。

同じ駅だが駅名が違う。





おかどめ幸福駅。

幸福駅と云えば、北海道にあった広尾線幸福駅が有名ですが、

1987年に広尾線が廃止になると共に幸福駅も姿を消しました。

現在、日本にある幸福駅はくま川鉄道の『おかどめ幸福駅』だけ。



愛のキューピットポスト。

恋文を投函しましょう!



恋人たちの願いを込めた絵馬。

こんな時代もあったのに…とならないように(苦笑)



列車もかわいいイラスト入り。



幸福列車号は高校生の通学の足として活躍してます。



撮影日:2011年1月20日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G



B級グルメが旨い! 市房食堂(錦町)

2011年04月25日 11時27分11秒 | 美味しいモノ…熊本編
1月に雑誌の取材で訪ねた韓国料理の市房食堂。

市房食堂は、韓国生まれの先代が錦町に開店してから60年近く。

人吉・球磨以外からも多くのお客さんが訪れる人気韓国料理屋さんです。


上の写真が市房食堂一番人気の黒ホルモン。

韓国唐辛子をふんだんに使ったオリジナルのつけダレと柔らかいホルモンがとても旨いです。



「炙り豚足」
コラーゲンたっぷりのトロトロ豚足。



「鶏のからあげ」
秘伝のつけダレに漬けこんだ鶏をカリッと。



「石焼きビビンバ」
韓国料理の定番です。これも辛いです。



「チジミ」
タレが辛い。辛いモノ好きにはタマリマセン。




取材が終わってから店長さんと色々お話をしていたら

錦町はホルモンを提供するお店が他にもいくつかあるとの事。

理由は、近くに家畜処理場があるので、牛や豚の内臓系や豚足などが比較的入手しやすいらしいです。

若い店長さんは、

「今、錦町に“ホルモン街道”を作ろうと思ってます」

若い三代目店長の目は輝いてました。



【市房食堂】
熊本県球磨郡錦町一武2111
TEL:0966-38-0071

食した日:2011年1月20日



B級グルメが旨い! 人吉・球磨 その②

2011年04月24日 23時54分20秒 | 美味しいモノ…熊本編

あさぎり町の『西峯ラーメン』。

かなり有名なラーメン屋さんです。

何が有名かというと

①看板が無いラーメン屋。
 しかもナビで設定してもたどり着けない人が多い。

②生のニンニクがゴロゴロ入っている。

③かなり旨い!

如何にも田舎の人の良いおじちゃんとおばちゃんでやってる食堂ですが、

これが素晴らしくバランスの取れた熊本ラーメン。

550円のラーメンを食べに多くの人が訪れるのも頷けます。




じゃん!

生のニンニクがゴロゴロ。

ニンニク無しも選べますが、食べなくてもいいのでニンニク入りがオススメ。

マー油入りの豚骨スープにニンニクの香りが絶妙です。




メニューも手書き。額も傾いている…。

好きだなぁ~この雰囲気。




これが噂の『看板の無いラーメン屋』

赤いのぼりだけが目印です。



一番上の写真は西峯ラーメンから見える白髪岳。

1月なのでまだ山頂に雪が残ってます。


【西峯ラーメン】
熊本県球磨郡あさぎり町上東1730
TEL:0966-47-0341
食した日:2011年1月20日

※繰り返すようですが、ナビではたどり着けません。
旧上村役場付近で地元の人に聞いてください。
ただ、人通りはほとんどありません。

※西峯ラーメンさんの住所が間違っていました。
 ご迷惑をおかけした事を深くお詫び致します。







人吉はなぜか餃子が旨い!

人吉で餃子と云えば、「思いつき」と「松龍軒」の2大餃子専門店。

「思いつき」は2年前に食べたので今回は「松龍軒」さんへ行ってきました。

ただ、例の「庭苑」で山盛りチャンポンを食べた直後だったので、さすがに餃子は食べきれない。

…ということでお持ち帰りです。

ところが、

鹿児島に帰る予定時間に合わせて予約の電話したのですが…。

「松龍軒」に入り、名前を告げると

御主人が一瞬慌てた様子を見せたものの…

「ごめん、忘れてた。5分待って、すぐ焼くから」

気持の切り替えのチョー早い(速い)御主人です。

「まぁ、別に構いませんよぉ~」

などとこちらも余裕で返しながら、御主人と世間話。

焼きあがる頃には人吉餃子の話で盛り上がり、10分程店に居ました。

帰り際、御主人が、

『なるべくトランクに入れたほうがいいよ、かなり匂うから』

確かに匂いました。車はトランクの無いハッチバックだったので。


※肝心の餃子の写真はありません。自宅で写真も撮らずにあっという間に食べちゃいました。

二人前くらいは軽く食べられる旨い餃子でした。

また行こ。

【松龍軒】
熊本県人吉市宝来町12-15
TEL:0966-22-4024
食した日:2011年3月9日




地元に人気の豚まん。

お肉屋さんのやってる食堂として人吉市民に愛されている太平楽食堂。

1個90円の豚まんが旨いという事で取材の合間にテイクアウト。

肉のミンチと玉ねぎの甘みが懐かしいシンプルな豚まんです。

※これも写真を撮り忘れました。

【太平楽】
熊本県人吉市紺屋町123
TEL:0966-22-4347
食した日:2011年2月7日




B級グルメが旨い! 人吉・球磨 その①

2011年04月23日 17時13分57秒 | 美味しいモノ…熊本編
1月から3月にかけて3回程、人吉・球磨に雑誌取材に行ってきました。

周囲を高い山に囲まれた地形とひとつの藩(相良藩)が700年近くも治めた独特な文化と歴史を持つ人吉球磨地方。

水が豊富で農業も盛んな土地柄、美味しい物がいっぱいあります。

担当している雑誌の特集も過去4回取り上げましたが、探せばまだまだ面白そうな物が出てきそうな感じです。

…と云う事で今回は人吉と球磨地方のB級グルメをいくつか紹介します。

今回はチャンポン編です。

ちなみに上の写真はB級グルメには関係ない、人吉駅の河童さん。





『ぎょうざとちゃんぽんのま心』
(ひらがなが多くて読みづらいですが…)


人吉市内の住宅地にあるフツーの民家。

幹線道路沿いに有る訳でもないので、

『ちゃんぽんを食べるぞ~』

…としっかりした目的意識を持って探さないとわからない場所にあります。




じゃ~ん!

とても旨そうなちゃんぽん。

旨そうに見えるだけじゃなく、本当に旨いです。

本格的な長崎風チャンポンで海鮮風味の優しいお味のスープが絶品です。




2品目は餃子。

…と云ってもこのお店は2品しか無い。

小ぶりな餃子でボリュームのあるちゃんぽんにはこれくらいがベスト。

これも予想以上の旨さです。

【ま心】
熊本県人吉市矢黒町2038−4
0966-24-1245 ‎
食した日:2011年2月7日






チャンポン2店目は、非常にインパクトの強いお店。

人吉城近くの『庭苑』。(たぶん喫茶店だと思う)

喫茶店だけど、一押しはチャンポンらしい…。

このお店は何とも言えぬ雰囲気。さらにオーナーも奥さんも…

何とも摩訶不思議なお店でございます。

…で、肝心のチャンポンですが、これが凄い!

フツーのチャンポンのお値段が600円なのでショボイかなと思い、

大きめのチャンポンを注文しようかと奥さんに聞いたところ…

「大は大食感が満足する量です」

…という事で、フツーサイズに抑えて「エッグタカナピラフ」(500円)を追加注文。




じゃ~ん!

おっと野菜がチョー山盛りィ~。

同伴したY編集委員共々絶句です。

“大”を注文しなくて良かった。

食べても食べても麺にたどり着けません。

スープはしょう油ベースの懐かしいチャンポンって感じです。




追加した「エッグタカナピラフ」(500円)。

これも値段の割に量が多い。

Y編集員と何とか頑張って食べました。

ピラフと言うより焼き飯っぽい…

【庭苑】
熊本県人吉市麓町28
0966-24-5890 ‎
食した日:2011年3月9日






3店目は湯前駅前のレストラン徳丸。

第三セクター「くま川鉄道」の終着駅の湯前駅前にあります。

古くから駅前食堂として鉄道利用者に愛されてきた徳丸。

近年、お店を改装してレストラン風になりましたが、お客の大半がチャンポンを注文するようです。





じゃ~ん!

正統派チャンポンです。

白く濁った豚骨スープは臭みが無く、野菜と魚介類のうま味と香り。

野菜は地元産に拘っております。





新商品のこんがりカレーパン。

注文してから揚げるので熱々で美味しい。

パンの生地は近くのパン屋さん、具のカレーは徳丸さん。

お持ち帰りも出来ます。


【徳丸レストラン】
熊本県球磨郡湯前町中里1792−7
0966-43-4000
食した日:2011年1月20日









九州新幹線『さくら』に初乗車です。

2011年04月21日 22時00分06秒 | 訪ねたイイ所…熊本編
久々の更新です


今日は仕事で熊本へ行ってきました。

九州新幹線が全線開通してから初めての乗車です。

九州新幹線は、「みずほ」・「さくら」・「つばめ」 の3車両。

初乗車なので新車両『N700系』の9時34分発「さくら」をチョイスです。

『N700系』はエアロダブルウイングと呼ばれる、鳥が羽根を広げたような美しい流線型の先頭車両。

JRのHPによると

『カッコ良いか悪いかよりも空気抵抗、乗り心地、そして省エネを極限まで考え、必然的にたどり着いたカタチ』。

なるほど、限りなく静かな車内と揺れの少ない乗り心地はバツグンに良いです。

鹿児島中央駅から熊本駅まであっという間の49分。

これなら大阪までもラクラク行けちゃいそうです。






座席も豪華。

写真は指定席の座席ですが、横4列の配置はゆったり座れます。

グリーン車はそれ以上かと思います。




新しい熊本駅の“新幹線口”。

ガラス張りのホームには停車中の800系の「さくら」が見えます。





熊本のお昼は『蕎麦工房 緑風亭』。

きょう訪問した某社の方にご馳走になりました。

『蕎麦工房 緑風亭』は熊本市馬渡2丁目の住宅地にある人気の蕎麦屋さん。

麺はちょっと軟そうですが、これが食べると意外にしっかりしたコシの強さ。

スッキリ辛めのつゆとの相性もバッチリです。

甘辛い鹿児島のつゆとは一味違う新鮮さがありました。




しかもお値段の安い事。
(ご馳走になっていながら…)

メインの蕎麦にこれだけ付いて蕎麦定食が890円。

人気のお店とあってお客が堪えません。

良いお店を紹介していただきました。



さて、初めての九州新幹線ですが…

さすが世界に誇る新幹線です。

スピードと快適性、それと何と言っても飛行機と違って安心して乗れるコト。

ただ、料金がチト高いような…。

最近の航空機料金のような早割やホテルパックのような割安な価格設定も欲しいです。

今年の12月には「神戸ルミナリエ」に行きたいので価格の見直しをお願いします。



「神戸ルミナリエ」と云えば、阪神・淡路大震災の復興のシンボルです。

今回の東日本大震災の一日も早い復興を願います。



撮影日:2011年4月21日
◆OLYMPUS FE-320