『日ポン語ラップの美ー子(びーこ)ちゃん』(服部昇大/宝島社)
「ラップって、サランラップとかクレラップの? わらわはクレラップ派じゃ」というくらいに「(音楽の)ラップ」にぜんぜん興味がないのに、なぜか勢いで買ってしまったのじゃ…
いや,この表紙を見たら買わずにはいられなくなるというものであろ。
どう見ても広告漫画の『日ペンの美子ちゃん』(学文社)のパロディーもので、事実その通りであったのじゃ。
しかも、このパロディー漫画がきっかけで本家本元の『日ペンの美子ちゃん』の公式作家になったというのだから、世の中どうなることかわからぬものじゃ。
さて、内容は文字通り「ラップ」のことばかりじゃが、わらわのように完全無知な者にもわかるように基礎知識の解説など親切にされておるのじゃ。まあ、それでも全てを理解することは出来なかったがの…(あとは実際に聴かねばわからぬということじゃろ)
ラップのことはよくわからなくても、漫画に勢いがあるので読むには苦にならず、むしろ最初から最後まで楽しめたのじゃ。
とくに気に入ったのが、「歌っていることにまるで意味がない…!! なのに印象に残るフレーズが多いのがたちが悪い…!!」のくだり。このセリフ自体が印象に残りすぎじゃ…!!
また「日本語ラップリスナーは月曜が雨だと つい『雨降りの月曜』と呟いてしまう癖があるわ」というのも印象的で、わらわもつい呟いてしまいそうじゃ。
全編にわたってこんな感じで勢いと力のある漫画で、つい何度も繰り返し読んでしまうのじゃ。
「あまり難しいことは考えずに、とにかく聴いてみて心で感じて楽しむ」という姿勢は、ラップに限らずあらゆる技芸に通じるもので共感が持てるのじゃ。
わらわがこの本を気に入ったからといってラップを聴くようになるとはとうてい思えぬのじゃが、少なくとも未知の異文化に対する拒絶感が薄れたような感じがして良かったのじゃ。
もし美ー子ちゃんと友達だったら、間違いなく感化されてしまっていたであろうのう…
ちなみに今聴いているのはバッハのカンタータ第109番じゃ。
「ラップって、サランラップとかクレラップの? わらわはクレラップ派じゃ」というくらいに「(音楽の)ラップ」にぜんぜん興味がないのに、なぜか勢いで買ってしまったのじゃ…
いや,この表紙を見たら買わずにはいられなくなるというものであろ。
どう見ても広告漫画の『日ペンの美子ちゃん』(学文社)のパロディーもので、事実その通りであったのじゃ。
しかも、このパロディー漫画がきっかけで本家本元の『日ペンの美子ちゃん』の公式作家になったというのだから、世の中どうなることかわからぬものじゃ。
さて、内容は文字通り「ラップ」のことばかりじゃが、わらわのように完全無知な者にもわかるように基礎知識の解説など親切にされておるのじゃ。まあ、それでも全てを理解することは出来なかったがの…(あとは実際に聴かねばわからぬということじゃろ)
ラップのことはよくわからなくても、漫画に勢いがあるので読むには苦にならず、むしろ最初から最後まで楽しめたのじゃ。
とくに気に入ったのが、「歌っていることにまるで意味がない…!! なのに印象に残るフレーズが多いのがたちが悪い…!!」のくだり。このセリフ自体が印象に残りすぎじゃ…!!
また「日本語ラップリスナーは月曜が雨だと つい『雨降りの月曜』と呟いてしまう癖があるわ」というのも印象的で、わらわもつい呟いてしまいそうじゃ。
全編にわたってこんな感じで勢いと力のある漫画で、つい何度も繰り返し読んでしまうのじゃ。
「あまり難しいことは考えずに、とにかく聴いてみて心で感じて楽しむ」という姿勢は、ラップに限らずあらゆる技芸に通じるもので共感が持てるのじゃ。
わらわがこの本を気に入ったからといってラップを聴くようになるとはとうてい思えぬのじゃが、少なくとも未知の異文化に対する拒絶感が薄れたような感じがして良かったのじゃ。
もし美ー子ちゃんと友達だったら、間違いなく感化されてしまっていたであろうのう…
ちなみに今聴いているのはバッハのカンタータ第109番じゃ。
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