小塩山 標高642m
京の都に近い立地条件にも恵まれた小塩山は、かつては都の薪炭林として活用されていました。今でも炭窯の跡を散見することができます。
この人の営みは結果として早春の林床に日光が入り、カタクリ・ミヤコアオイ・チゴユリ・イチリンソウ・ニリンソウなど早春のごく短い生育期間の多年草にとって好ましい環境を形成しました。
燃料の石油化と共に薪炭林としての役目を終えた山には常緑樹が進入し、林床に日光が入らなくなり、これらの花たちは今絶滅の危機にさらされています。ギフチョウも生きていけなくなります。
私達西山自然保護ネットワークでは、微力ではありますが、カタクリとギフチョウの生息環境を守るための活動をすすめています。
まち歩き 前回の記事 ⇒ まち歩き西1016 大暑山 山頂 568m
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