カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

浦島状態ショック

2006-08-05 | 時事
 あまりにも長いあいだ世間から隔離されていると、浦島太郎状態になる。たとえそれが4日あまりのことであっても、なんだか世の中変わってしまったようだなあ、と感じる。
 その象徴が亀田某のボクシングの試合だったなんて、少し悲しい。いや、話題にはなっていて結果だけは知ってはいたんだけれど、こういう反響は知らなかった。それで、久しぶりにネットを見ていると、この話題が一番多いような気がする。見ていないものを評論するわけにはいかないので、特にそう感じるものらしい。つまり蚊帳の外。
 しかしながら、もともとあんまりボクシングの試合は見ない。亀田兄弟は雑誌で見たことがあるけれど、動いて話している姿は知らない。随分印象の悪い人なんだろうということは知っていたくらいだから、結果的にそういう反発もあるのではないだろうか。
 ボクシングの判定というものは、もともと改善の余地を残していると感じる。厳格なポイント制などといってオリンピックの試合などにも導入されている方法もあるけれど、あれだってかなり微妙な感じだ。格闘技でどちらが強いという判定は、そもそも難しいのかもしれない。相撲だって勝負に勝っているが判定(というか軍配というか)で負ける場合がある。はっきりダウンするまでということにすると、生命の危険もあるんじゃないか。
 まあしかし、この判定にいろんな人がショックを受けたことは事実らしい。公平性は透明性しか方法がないと思う。ボクシング界は誠実に透明性を確立していかなくちゃ、やばいんじゃないだろうか。蚊帳の外から、そう感じた。
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ことばで理解できないもの

2006-08-05 | 雑記
 夏越も終わった。今はかなり脱力を感じる。正直言って何もしたくない。眠れるものなら、ずっと寝ていたい心境だ。
 三日目の片づけが終わって勘作さんで打ち上げしている時にみんなの顔を見ていると、なんとなくジーンとこみ上げるものがあった。年をとると涙もろくなっていけない。別に泣けばいいってもんじゃないが、こんな経験は無理やりだから感慨深いのかもしれない、などと思ったりする。望んでやって、こんな気持ちになるものだろうか。いいことか悪いことか、そういう理屈では味わえない感慨がある。よくわかんないが、こみ上げるものを抑えられない。ことばにすると陳腐になるようだ。
 みなさんは、それぞれの夏越、如何だったでしょう。
 僕も来年もう一回だけなんだなあ、とつぶやいていると、つれあいから、そうなると寂しくなるんじゃないかと言われた。そうなのだろうか。長くやっていると嫌な思い出もたくさんある夏越なのだけれど、それでも寂しいとはどんな感じだろう。ま、止めよう。そのとき僕がどう感じるのかを予想したところで、たいして意味があるようにも思えない。そのとき感じたまま、考えてみるといいだけだ。
 設営物の撤去も終わって、打ち上げ前に家に帰って爆睡して、目が覚めても体が動かない。僕も年だね。シャワーを浴びて、やっと何とか体が動かせるという感じ。ここまで僕を支えていたものはなんなのだろうと思う。炎天下で作業して、睡眠もそこそこに朝から晩まで、仕事を放り出してまで何をやってるんだろうと思う。思うけれどわからない。
 S中君が、夏越が終わると、それこそ物凄く猛烈に仕事をしなくてはならないといっていた。職場には夏越など関係ない。そういう中、有給をとって夏越に打ち込み、戻って冷たい視線の中で、又自分を奮い起こして仕事をする。つくづくまったく不条理だ。しかしながら、そうまでしてやるから、自分にとって意味が出てくるのではないか。漠然とだが、そう思う。祭りは仕事ではない。不条理だから意味がある。いや、そういうものを自分が体現して掴むよりやりようがない。不合理で不条理で非効率で無慈悲だ。しかし、だからこそ、何かをしっかりと得るのかもしれない。整合性がないのだが、そうとしかいいようがない。問題はやったかやらなかったか、ということだけなのだ。不完全だったかもしれないが、とにかくやった。やりすぎることをやった。時間が来たから終わった。それが全体験で、生々しい人間の躍動なのだ。
 ということで、ひと区切りつけて社会復帰しなくてはならない。無理に職場に出ると、無慈悲な書類が机に積んである。パソコンに付箋でいろんなメモが貼り付けてある。どこそこから電話があったとか、これそれの仕事はどうなってるとか、いろんなことが書いてある。書いてあるけど来週どのようなことになるのか予想がつかない。さて、ちゃんと復帰できるのだろうか。
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