唐津の夜
2006-11-10 | 雑記
唐津に出張だった。シンポジスト(っていうんだっけ)の役割があって気が重かったが、終わってしまうとなんということもない。人間って結局プレッシャーのストレスが大きいのかもしれない。ただの時間の経過のみでこんなに精神的に楽になるのなら、老後も楽しみというものだ。
さて、そういう役割もあって打ち合わせなどもあり、現地に前日から入る。夜になって都合があって一人になってしまい、食事を取ろうと思ってぶらぶら歩いていた。しかしながら考えてみると一人で夕食というのも味気ない気がする。昼は蕎麦を食ったので、系統は違っても麺類を食う気になれない。バーガー屋が目に止まるが、パンを食うならワインを飲まないといけないような気がする。地元の焼き鳥屋に入る人の後に付こうとしたが、カウンターにびっしり人が並んでいるように見えた。仕方ない、もう少し歩こう。ということで、さらにぶらぶらする。いつの間にか駅前に来ていて、小さい居酒屋もけっこう目に付く。この街がどういうところか知らないが、人が歩いている様子はなくて、なんとも寂しく入りづらい。寅さんだったら店のオヤジと世話話でもしながら飲めるのだろうけれど、なんとなくそういう気分ではない。
二十代の頃はこれでも知らない町で一人で飲みに行くことはあった。何にも怖いものがないというか、いきがっていたというか、自分の好奇心の方が強くて、行動が先に出てしまう感じなのだろうか。面白そうな感じがするだけで顔を覗かせることぐらいはできた。
しかしながらいつの間にか、そういうことが億劫になってしまった。今は一人で飲んでもつまらないので、コンビニで適当に見繕ってホテルで焼酎ということになりがちである。
いっそのことそういう具合にホテルに帰るという方法もあるのだが、けっこう歩いてきてしまった。その上に途中から合流して飲もうという約束もしてあって、合流するなら駅前の飲み屋街近辺にいたほうが都合がよさそうだ。そうなのだけど、タイミングがずれたというか、なんとなく踏ん切りをつけられない。またぐるぐると歩き回って、どこにも入りたくない気分になってしまった。まあ、そろそろ電話がかかる頃かもしれない。
結局それから一時間ぐらい歩いて(二万歩近く歩いてしまった)やっと合流することになったが、彼らの目当てはスナックで、すきっ腹に発泡酒(安い店なんだね)とか焼酎とか飲んで具合が悪くなってしまった。しかしながらチャイナ服の自称19歳というお姉さんなどもいるような店で、二時間ちょっといたのに割り勘2800円なのだから、異様に安いという気もする。後で聞いたら現地価格で唐津はそんなもんだというので、かなり驚いてしまった。彼女らは時給いくらぐらいで働いているのだろう。車で一時間も走れば中州についてしまう土地柄で、この地にとどまっている何か理由があるのではないか。などと考えてしまうのであった。
結局他の連中はフィニッシュラーメンに行くという。僕はそちらでもよかったが、もう少し酒を飲みたいという呑み助さんに付き合うことになって居酒屋に入った。結果的にそこで揚げだし豆腐とか焼き魚とか塩辛とかをつまみに飲んで、ふたりで計2500円程度である。やっぱりこの土地は物価が安いのであろう。
しかしながら先払いしていたホテルの料金は13,000円であったそうで、これはたぶん旅行社が上っぱねはねてるのだろうな、と思われる。ものの値段はなかなか難しいものである。最近はネットで宿をとることが多かったのだが、今回はうっかり人に任せてしまった。人間楽してはいけないようである。
さて、そういう役割もあって打ち合わせなどもあり、現地に前日から入る。夜になって都合があって一人になってしまい、食事を取ろうと思ってぶらぶら歩いていた。しかしながら考えてみると一人で夕食というのも味気ない気がする。昼は蕎麦を食ったので、系統は違っても麺類を食う気になれない。バーガー屋が目に止まるが、パンを食うならワインを飲まないといけないような気がする。地元の焼き鳥屋に入る人の後に付こうとしたが、カウンターにびっしり人が並んでいるように見えた。仕方ない、もう少し歩こう。ということで、さらにぶらぶらする。いつの間にか駅前に来ていて、小さい居酒屋もけっこう目に付く。この街がどういうところか知らないが、人が歩いている様子はなくて、なんとも寂しく入りづらい。寅さんだったら店のオヤジと世話話でもしながら飲めるのだろうけれど、なんとなくそういう気分ではない。
二十代の頃はこれでも知らない町で一人で飲みに行くことはあった。何にも怖いものがないというか、いきがっていたというか、自分の好奇心の方が強くて、行動が先に出てしまう感じなのだろうか。面白そうな感じがするだけで顔を覗かせることぐらいはできた。
しかしながらいつの間にか、そういうことが億劫になってしまった。今は一人で飲んでもつまらないので、コンビニで適当に見繕ってホテルで焼酎ということになりがちである。
いっそのことそういう具合にホテルに帰るという方法もあるのだが、けっこう歩いてきてしまった。その上に途中から合流して飲もうという約束もしてあって、合流するなら駅前の飲み屋街近辺にいたほうが都合がよさそうだ。そうなのだけど、タイミングがずれたというか、なんとなく踏ん切りをつけられない。またぐるぐると歩き回って、どこにも入りたくない気分になってしまった。まあ、そろそろ電話がかかる頃かもしれない。
結局それから一時間ぐらい歩いて(二万歩近く歩いてしまった)やっと合流することになったが、彼らの目当てはスナックで、すきっ腹に発泡酒(安い店なんだね)とか焼酎とか飲んで具合が悪くなってしまった。しかしながらチャイナ服の自称19歳というお姉さんなどもいるような店で、二時間ちょっといたのに割り勘2800円なのだから、異様に安いという気もする。後で聞いたら現地価格で唐津はそんなもんだというので、かなり驚いてしまった。彼女らは時給いくらぐらいで働いているのだろう。車で一時間も走れば中州についてしまう土地柄で、この地にとどまっている何か理由があるのではないか。などと考えてしまうのであった。
結局他の連中はフィニッシュラーメンに行くという。僕はそちらでもよかったが、もう少し酒を飲みたいという呑み助さんに付き合うことになって居酒屋に入った。結果的にそこで揚げだし豆腐とか焼き魚とか塩辛とかをつまみに飲んで、ふたりで計2500円程度である。やっぱりこの土地は物価が安いのであろう。
しかしながら先払いしていたホテルの料金は13,000円であったそうで、これはたぶん旅行社が上っぱねはねてるのだろうな、と思われる。ものの値段はなかなか難しいものである。最近はネットで宿をとることが多かったのだが、今回はうっかり人に任せてしまった。人間楽してはいけないようである。