高速道路の休憩所などで行列ができている。よく見ると女の人ばかり。それも当然で、トイレ待ちなのである。たまに豪傑集団が男子トイレにも入ってくるという話もあるが、我慢できないのであれば仕方のないことだ。ときどき男子トイレでも大の方がふさがっている場合も無いではないが、だいたいにおいては空いている。高速道路や駅などのトイレは、基本的に女子トイレを巨大化すべきではないか。
文化的な催し物の休憩時間で、女子トイレの前に人だかりという事もある。女性の数に対して、トイレは不足しがちなのだ。また、そのような文化的教養に対して、女性の方が関心が高そうだという事もある。公共性の高い場所のトイレは、だから女子トイレのスペースをある程度確保しておく必要がありそうだ。
男子の小用は少ないスペースにたくさん並べられる。さらに所要時間も短いのだから、減らしても差し支えなど無い。大便の方はいくらか確保すべきだろうが(もしもの時に大変だから)、小用は詰めて並べて何の問題も無かろう。多少隣に飛沫が及んだとしても、気付くような感性は、あまり男にはなさそうである。手洗いなどで鏡の前の滞留時間も短いし、ちゃんと手を洗う人も少数である。鏡を排してなんとなく水が出る小さい流しがあれば事足りるだろう。
男女は平等である精神は尊重すべきだが、トイレを設計する際には、男子トイレの少なくとも二倍以上のスペースを、女子トイレに割くべき法案が必要であろう。それでも所要時間的に平等になれるのかは、まだ考慮の必要さえあろう。