クラシックのギタリストに村治佳織さんという人がいて、この人は若い頃から頭角を現してすでにキャリアが長いのだが、それに大変美しい人でもあって、おそらくものすごく人気がある。英才教育なのかどうかわからないが、お父さんも音楽家のようで、自然と幼い頃からギターを弾いていたそうだ。
音楽家の多くは、ギタリストでなくても、とにかく練習を積む。何しろ楽器の演奏というのは、突き詰めると大変難しい。難しいことができなければプロとも言えないだろうし、非常にハードルが高いことを成し遂げるためには、それはもう日々練習するよりない。才能のある人がよりたくさん練習するので、その高い領域というのは、見上げても届かないようなレベルである。ということで村治佳織さんは、美しいだけでなく凄くテクニックがある。
この人が楽器の練習をどれくらいするのかと聞かれて、始めた頃は30分とかそんな感じだったけども、だんだん増えていって4時間ぐらい毎日するようになったという。今はあえて休みの日を設けたりするらしいが、そんなこと言ったってやっぱり練習するんだろう。音楽で 生きていくのは、改めて大変なんだろうなと思った。
その言葉を聞いて、毎日4時間というのはさすがに凄すぎるので簡単に真似はできないが、最初は30分ぐらいというのが気に入った。始めないことにはどうにもならない。さらに僕の場合は、毎日というのも気が重たい。一週間のうち1/3くらい。ちょっと割り切れないけど、3日もできれば成功のうち、というふうに考えてもいいのかもしれない。 そういうことで何か新しいことを始められないかなあと、思ったわけだ。楽器を弾くということだけじゃなくて、例えば英語の勉強するとか。まあそんなようなことです。どれぐらいの期間継続するのかというのはさらに問題だけども、始めることが肝心。要するに何も始めないことが多すぎるので、そういう風に考えると何かやりそうな気がする。
でもまあこういう方法ばかり考えるよりも、やりたいことがあればいつの間にかやっている。何事もそういう人が強いのである。途中でやめたとしても、また始められればいい。さて何を始めるかって? それは内緒です。