kosakuの雑念

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なんでも中国で作れば安くなるわけではない

2019-01-19 23:49:39 | 日記
どうもメーカーに勤めた経験が無く、マスメディアの経済漫談みたいなのばかりに浸ってきた人たちにありがちなのが、人件費が安い国でモノを作ればベラボーに安く製品が作ることができるという思想である。

これは組み立て作業員のコストが製品の割合に占める大きさが相当な場合にのみ成り立つのであって、製品単価を100とするとその半分が作業員の組み立てコストだと仮定した場合、作業員のコストが10分の1だとしても100が55になるだけである。決して100が20とか30になったりしないのだ。

むしろ見直すべきはシガラミだらけの部品調達や販売ルートや方法などの場合が多いのだ。

自動車産業が将来無くなるだの何だの主張する人は詳しくコストの内訳について知っているのか聞いてみたいものだ。