kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

電子書籍元年

2010-10-19 01:32:01 | 日記
電子書籍(というか電子機器全般)のデメリット論がつまらないのは、スイスアーミーナイフの個々の機能を批判するのに似ているからである。
いつでもどこでも携行できるところに最大の利点があるんだから、いろいろ制約があるのは仕方がないのである。

といっても、前からこの種のものはそうなんだけど、古本屋でワゴンセールになっているか近い将来のワゴン候補みたいなやつばっかり電子化されてどうするって感じ。
何年か前に入院生活をしていたときにも散々だったし(金返せと言いたい。言っちゃいけないんだろうけど。)。
すきま時間にちょっとずつ読んで半年1年かかるくらいのやつがあればいいんだけど。
前にニンテンドーDSの古典名作の入ったソフトを使ったけど、海底軍艦がなかなか興味深かったけど、漱石とか芥川とかその種のやつはいつでも古本で100円かそこらで買えるし、新本でも相当に安いので、それこそ日本全国どこでも調達できるし、なんか活字が読みたきゃコンビニでも調達できるわけで、余程貧乏でなければ、どんどん読んで捨てても大したコストにはならないんだよなあ。というか新聞でも隅から隅まで目を通せば相当な暇つぶしになるわけだし。
というようなことが分かりつつも、意味もなく欲しくなるのが電子ツール。

とくだんの意味もなく動かして、時間がたつのも忘れるというものだったら、それはそれでいい暇つぶしなわけだし。
それで、どういうわけか頭が良くなったりしてたら最高なんだろうな。


世界の紛争地に常にAK-47あり

2010-10-19 01:03:09 | 日記
TIME October 25, 2010
C.J.Chiversという人の著作
The Gun: The AK-47 and the evolution of War
の紹介記事。
第二次世界大戦後に出現し、なおも生産され続けられるであろうAK-47。
記事も the Kalashnikov's story is anything but spent.
と結んでいる。
ソ連が消えて歴史の一ページとなっても、AK-47はthe firearms of choice。
しかし、AKMとかAK-74って何だったのさ。


誰が認可を出したチャンネルなのか?

2010-10-14 11:12:43 | 日記
新聞で2011年からのBSデジタル新規参入についての記事を読んでいたら、ディズニーの参入がようやく認められたようだ。
BBCとかディスカバリーチャンネルはないのか、残念。

BSデジタルの12チャンネルはワールド・ハイビジョン・チャンネルというらしい。
はじめて知った。
このチャンネルはとにかく通販番組が多いので、珍しく番組表を画面に出して調べてみた。

朝8時から翌朝8時までをみたら、
8時から16時、QVCの通販番組
16時から22時、通販以外
22時から2時 QVCの通販番組
2時から4時 通販以外
4時から6時 通販以外ただし風景を写すだけの番組
7時から8時 QVCの通販番組

ざっとみただけだから記憶と違うかも知れないが、これほどひどいとは知らなかった。
とりあえず中身のある番組は何と24時間放送中8時間しか枠がない。
正味としては、6時間半から7時間程度だろうと思う(しかもHDTVで見るに耐えない画質多し)。

このチャンネルは、番組表が画面に出るだけでもうっとうしいのでテレビをいじって削除しよう。




生物多様性のうさんくささ

2010-10-12 11:15:00 | 日記
biodiversity
絶滅危惧種(endangered species)って、巨大な生態系の中では、もはや役割を果たしているように思えない。
食物連鎖やらエコシステムのはなしも、ずいぶん荒っぽいし単純化しすぎている。
絶滅危惧種でなくとも、人間社会やら会社と同じで、あの人がいなくなったらどうなるんだろうとか考えても実は代わりはいくらでもいるといった感じが地球全体にはあるような気がする。
ま、それ以前に多様な人間も認めないような社会が生物多様性の重要さとか言っちゃうのは、気持ちが悪い。






正義の領分

2010-10-08 11:59:18 | 日記
マイケル・ウォルツァー「正義の領分 多元性と平等の擁護」(山口晃訳)を読む。
原題:Spheres of Justice - A Deffence of Pluralism and Equality
原著1983年、邦訳1999年で、邦訳すぐ買ったが、埋もれていた。
たぶん、読んだんだろうけど忘れていた。

”どこでもそうだというのではないが、今日のアメリカや、市場が勝ち誇っている社会では、商品が成員資格を仲介している。社会的に求められている一定数の物を所有していないと、私たちは社会的に承認された有能な人ではありえない。”(169ページ)

おもしろい。
金で買えるもの、買えないもの、買わなければならないもの、普段あまり考えてないよなあとつくづく思う。
社会学者のリー・レインウォーターという人の意見をまとめている部分なので、そっちを読みたい。