正月だ! めでたい! と、いうことでセンリョウ(千両)をとりあげる。正月飾りによく使われる。万両と共に「千両、万両」と称され、商売繁盛の縁起木としても人気があるという。
◇ ここは、北九州市若松の高塔山。センリョウの赤い実があちこちに見られる。
◇ 小次郎は「うむ、これがセンリョウカ!」とばかり、見ながら歩いている。さながら、観閲式みたい。
◇ 近づいてみる!
◇ 葉の上に実が付いている。この付近が、万両との違いらしい。
【万両との区別は?】
◇ 千両:葉の上に穂状につく。
◇ 万両:実は葉の下にサクランボ状に垂れ下がってつく。
◇ センリョウの実は食べられるのか? 毒はないようだが、美味しくもない? 勉強をしておこう。
【センリョウ(千両)】
◇ センリョウ科・センリョウ属
◇ 原産地:日本、朝鮮半島、中国、マレーシアなど
◇ 開花期:6月。果実時期:11月中~1月
【名前の由来】
古くは「仙廖(センリョウ)」の漢字だが、江戸時代に縁起物として「千両」の漢字が当てられたという。「赤い実の美しさが百金にも勝る」の意味から千両になったと言われる
※明治の国語学者・大槻文彦の「大言海」に、『実(み)百両金に勝れば名とすという』と書かれている。この“百両金”は「カラタチバナ(百両)」の事だそうだ。
◇ 11月の中旬だと、千両(小次郎の頭の上の方)、万両(小次郎の左)、さらに石蕗(ツワブキ)のコラボも見られる。うむ、ボク(小次郎)がかすむ!
◇ 小次郎は、見上げて何を思う?
【写真一覧】
◇センリョウ(千両) 北九州市若松区高塔山 2017年11月6日~12月21日撮影
小次郎と赤い実の草木 - センリョウ(千両)-