こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と春の草花-アマドコロ(甘野老)-

2021-06-04 20:48:05 | 春の草花

今回は、アマドコロ(甘野老)だ。山野に自生する落葉性の多年草。名前の由来は、太い根茎の形がヤマノイモ科のオニドコロ(鬼野老)に似ていて、甘みがあることによる。

<2021年4月17日 -北九州市若松区 高塔山にて->

◇ 小次郎クン、ここは「アマドコロ」があるんだって、探しにいこうかね! ん? 分かった。ボク、甘いものは好きなんだよ!

◇ 小次郎クン、勘違いしてないか? 『あんみつや団子などの和菓子を出すお店の “あまみどころ(甘味処)”』じゃなくて、植物の“アマドコロ(甘野老)”。白い花だよ!

  ※ 甘味処:読みは「あまみどころ」または「かんみどころ」。

◇ キミの左側のが「アマドコロ」だよ! ふーん、そうなんだ。食べられるのかな? うん、春の新芽は山菜として食用になるんだって! ぼく、時々は草も食べるよ。

近よって観察してみよう

◇ 一瞬、スズラン(鈴蘭)? とも思ったが、確か、スズランの花は壺状だったよね。後で調べてみよう。因みに、スズランは有毒なので注意しよう。

もうちょっと、よく見てみる。

◇ ふーん、こんな花なんだ! ちょっと、勉強をしておこう。

【アマドコロ(甘野老)】

◇ キジカクシ(ユリ)科アマドコロ属の落葉性の多年草。別名はイズイ(萎蕤)

  春の新芽は山菜となり、秋には根を掘り上げ乾燥して煎じ薬として利用される。ただし、果実は有毒。冬の間は地上部が枯れ地中の根の状態で冬を越す。

 ※ 同じ仲間に姿がそっくりなナルコユリ(鳴子百合)、別名のイズイの名をとった近縁種の ヒメイズイ(姫萎蕤)などがある。

◇ 原産地:日本、朝鮮半島、中国。

◇ 開花時期:4月~6月。春になると茎を出して葉の付け根から1、2個の筒状の白花を下向きに咲かせる。

◇ 花は、先端が緑色がかっていて少しだけ開く。

 【名前の由来】

◇ アマドコロ(甘野老)は地中の根茎の姿形がヤマノイモ科のオニドコロ(鬼野老)に似ており甘みがあることから名付けられた。

   ※ オニドコロ(鬼野老)はアクが強くそのままでは苦い。

◇ イズイ(萎蕤)は、漢名を音読みしたもの。

たしか、美咲が丘にもあった

<2021年4月10日 ー美咲が丘3丁目->

◇ ここは、ボクんちのすぐ近くだよ。いろんな草花を植えていて、散歩時に楽しませて貰っているよ。

◇ 確かに、葉の付け根から2個の筒状の白花を付けている。

◇ また、先端が緑色がかって少しだけ開いているので、確かにアマドコロのようだ。

【アマドコロ(甘野老)とナルコユリ(鳴子百合)】

 とてもよく似ているらしい。違いを調べてみた。※ 出典:「鑑定の根拠[前編] アマドコロ、ナルコユリ」他

◇ 茎の違い(これが一番確実)

茎をつまんでクルクル回す。茎のゆるい角(かく)張っているのが引っかかるのがアマドコロ。まったくのつるんつるんなのがナルコユリ

◇ 葉の違い

アマドコロは幅広の葉で、やや楕円形。ナルコユリは笹の葉に近いくらい細い。

◇ 花の数

 アマドコロが花梗に1~2花を付けるに対し、ナルコユリはその名のとおりで鳴子のように3~5花を付ける。

※ なる-こ(鳴子):田畑を荒らす鳥をおどし追うのに用いる具。小さい板に細い竹管を糸で掛け連ねたものを縄に張り、引けば管が板に触れて音を発する。(広辞苑 第六版)

◇ 鳴子。ネット(taneya.jp)より

【スズラン(鈴蘭)】

◇ うむ、壺形の花だよね。※ ネットより

お終い

 

コメント
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