今回は、ヤマボウシ(山法師)。6~7月に白い花を咲かせる落葉高木。由来は、比叡山延暦寺の僧兵である白い頭巾をかぶった“山法師”をイメージして名付けられたとされている。うーん、似ているのかな? ハナミズキ(花水木)にもとてもよく似ている。ハナミズキはアメリカヤマボウシともいう。違いも調べてみる。
<2022年5月15日> 美咲が丘
◇ どの木(花)?
◇ 分かったかな? 別な角度からみると、
◇ こっちも分かり難いからマークを。
◇ これ、シンボルツリーかもね。
【シンボルツリー】
◇ 植栽スペースのある家庭で「その家の顔となる樹木」のこと。新築祝いや結婚祝いなどの記念樹として選ばれることもある。
◇ ヤマボウシは、春には花、夏には瑞々しいグリーン、秋には果実と紅葉、と、一年を通して楽しめる理想的な庭木と言われる。
◇ 人気のシンボルツリーをネットで調べてみた。
2019年の例では、ヤマボウシは1位、(似ている)ハナミズキは6位となっている。ま、人気は時代とともかわるようなので、一例だ。
話しがそれた。ヤマボウシの話しだ。
斜め上から見てみよう
横から見ると、平べったい
花のイメージは斜めの方が把握しやすい。
◇ こんな花なんだ! 白い花びらに見えるのは “苞”だってさ。因みに「苞(ほう)」は花の根元につく小型の葉。そう、葉っぱなんだ。
【ヤマボウシ(山法師)】
◇ ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。高さは10m~15mにもなる。
初夏を代表する花木で、花びらのように白く見える総苞片(そうほうへん)をつけて花を咲かせる。山林などに自生する木であるが、花、実、紅葉が観賞の対象にされ、街路樹や庭木などにも植えられる。
◇ 原産地は日本、朝鮮半島、中国。 沖縄、九州、本州の山地に自生している。
※ 江戸時代には欧米に逆渡来し、美しい花木として人気を博している。
◇ 開花時期は5~6月頃。4片の白い苞の中心に淡いグリーンの花を咲かせる。9月頃に赤い実が熟す。11月頃には紅葉が楽しめる。
【名前の由来】
比叡山延暦寺の僧兵である白い頭巾をかぶった山法師をイメージして名付けられたとされている。うーん、中心の緑の球体が坊主の顔で白い4片の苞が頭巾なのかな?
※「山法師」は 比叡山延暦寺の僧徒。特に、平安末期頃から僧兵として武力を振るった者をいう。
【ヤマボウシとハナミズキ】
違いを見てみよう。写真は GardenStoreyより
◇ 左が花水木、右が山法師。とてもよく似ているね。因みに、ヤマボウシは日本原産、ハナミズキはアメリカ原産。
※ ハナミズキは「1912年にワシントンに贈ったサクラの返礼として日本へ贈られた木」として知られている。
改めて、他の場所も含め、ヤマボウシを見てみよう
<2020年6月3日> 花瓶
他の場所を見てみよう
<2017年6月26日> 荻浦
◇ びっしり咲いているねえ。
お終い