今回は、ヒャクニチソウ(百日草)。学名はジニア。キク科で、夏~秋までの百日という長い間咲き続けるという。昔ながらの「盆花(ぼんばな)、供花」としても知られる。花の寿命が長いことからウラシマソウ(浦島草)やチョウキュウソウ(長久草)の別名もある。因みに、今では、品種改良されて5月~11月と、百日どころではない長い期間花が咲き続ける花となっている。そう言えば「ニチニチソウ(日々草)」というのもあった。名前は似ているが、ニチニチソウはキョウチクトウ科で、初夏から秋にかけて次々に新しい花を咲かせる様子が由来になっている。
<2024年10月1日>美咲が丘三丁目
(似ている?)ニチニチソウ(日々草)はどんなだっけ?。
ニチニチソウはこちら リンク先 → 小次郎と秋の草花-ニチニチソウ(日々草)-
百日草を全景から見ていこう
◇入口の階段の下に設置したポストの周りに寄せ植えのように植えている。いいアイデアだね。郵便屋さんや新聞配達のひとにも好評だとおもうよ。
◇いい雰囲気だね。近寄って見よう
◇上から見ると花がよく見える。小次郎クンはわかんないかも知れないね。
◇ボク(小次郎)は、もういいから、花を鑑賞しなよ! そうだね。
◇白、赤、黄色、白と赤の複合色を鑑賞できるのもいいね。ここで、「ヒャクニチソウ(百日草)」と「盆花」について勉強をしておこう
【ヒャクニチソウ(百日草)】
◇ キク科ヒャクニチソウ(ジニア)属の一年草。
※ 花の寿命が長いことからウラシマソウ(浦島草)やチョウキュウソウ(長久草)の別名もある
◇ 原産地はメキシコ。日本へは江戸末期にアメリカから渡来したと言われる。
◇ 草丈は30~90cm。茎の先端には単独の頭状花序をつける。
※ 花をよく見ると、外側の舌状花弁の根元に雌しべが、中央に管状の花が見られる。
◇ 開花期は5月中旬~11月上旬。鮮やかな花弁の色は、白・ピンク・赤・オレンジ・黄色・褐色、等がある。気温が少しずつ下がってくる時期には、花弁の色が鮮やかに変化するのも特徴の一つ。
※ 百日草は、花弁が丈夫で色あせしにくいのも特徴。長く色あせない(若々しい)ことから「Youth-and-old-age(若さと老年)」とも呼ばれる。
【由来】
◇ 百日草:開花期間が長いことに由来する。
◇ ジニア:ドイツの植物学者の名前に由来する。
【盆花(ぼんばな)】
◇ 盆に供える花。「菊」「リンドウ」「キンセンカ」「ミソハギ」「キキョウ」「スターチス」「カーネーション」「グラジオラス」「ホオズキ」「センニチコウ」「鶏頭」など。なお、これ以外がダメというわけではない。
※ 田舎では旧盆用の供花として畑に百日草を植えていた農家が多かった記憶がある。
◇ 古くは盆の 10日前後に山からとってきた花のこと。その行事を盆花迎えという。盆の精霊が盆花を依代 (よりしろ) として,山から家々へ迎えられるとされる。
以下は、2020年。
<2020年11月10日>美咲が丘4丁目
◇ 花の形は、“菊”のイメージだよね。で、お家の方に、雛菊みたいに、“なんとか菊”というのですかね? と、聞くと。これ、百日草ですよ、との回答。うむ、笑われそうだね。
ズームアウトしてみる。
◇ ここは、美咲が丘のとあるお家の前。丹精を込めて育てておられて、毎年、きれいに咲いている。
花をよく見てみよう。
他の色もある。逆方向から眺めてみる
◇ 白色の前で撮影
◇ 白の百日草。ん? お友達でもいるのかな? 小次郎君!
◇ ん? 下方の白っぽいのは? うむ、ボク(小次郎)のシッポだよ。
◇ 白もいいねえ。
◇ オレンジ色も!
以前の写真は? あった、あった!
<2017年11月11日>(同じ場所)
◇ 3年前で、ボクもずいぶん若いんだけど………。区別出来るかな?
◇ 花に至っては、2017年でも2020年でも全く違いが分からない! ま、当然だわな!
お終い。