こたじろうのブログ-太郎(初代)、小太郎(二代)、次郎(三代)、小次郎(四代)ー

◇シェルティの小次郎が散歩中に見かけた草花と日常の生活を紹介。
◇初代~三代は「物語」としてふり返る。

小次郎と秋の草花ーイソギク(磯菊)-

2022-01-07 20:05:10 | 秋の草花

今回は、イソギク(磯菊)だ。日本固有種の野生菊で、海岸(磯)の崖や岩場などに自生することから“磯菊”と呼ばれる。(花が少なくなる)晩秋から初冬にかけて黄色のかわいらしい花を咲かせる。

<2021年12月10日> 美咲が丘

◇ ん? なんの花? “キク”とは思わなかったよね。小次郎クン。一旦引いて全体を眺めてみよう。

◇ ここは、美咲が丘3丁目。うむ、ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)があったところだよ。

ヒマラヤ雪の下はこちら Link先 → 小次郎と春の草花-ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)-

花に着目しよう

◇ 花びらがないので、一見、キク(菊)とはおもえないね。ちょっと、勉強をしておこう。

【イソギク(磯菊)】

◇ キク科キク属の多年生の海浜植物。古い和名に「岩菊」「泡菊」がある。古くから栽培され、花が小さいので菊人形の着物によく使われる。

◇ 原産地は日本。

・紀伊半島の固有種

・太平洋側:犬吠埼(千葉県)~渥美半島(愛知県)及び伊豆諸島。

・日本海側:丹後地方(京都府)~山口県の海岸。

◇ 開花時期は10月~12月。 茎の先端に黄色くて丸い花(頭花)がまとまって付く。目立つ花びら(舌状花)はなく、筒状花のみ。

◇ 花の色は、黄色のみ。

◇ 葉の縁に見える白い筋は、葉裏に密生している白い短毛がわずかにみえている。

【由来】

和名の「磯菊」は「磯に生える菊」に由来する。

 【古典菊】

◇ 日本の伝統的な“中輪”の菊を「古典菊」と呼ぶ。なお、さらに遡れば元々は中国で霊薬として栽培されていたものといわれる。

◇ 日本では平安~鎌倉時代の「嵯峨菊」と「伊勢菊」が伝統を受け継いだ品種とされる。

※ ネット情報

◇ 現在では、江戸時代に作られた「肥後菊」と「江戸菊」が古典菊として知られる。

磯菊は“菊人形”に使われるとのこと、調べたみた(ネット情報)

【菊人形】

◇ 菊の花や葉を細工して人形の衣装としたもの。菊細工の一種。及び、その興行を指す。

◇ 起源は江戸時代後期に(江戸の)染井や巣鴨の周辺に流行した菊細工に遡る。

◇ 各地の菊人形展としては「二本松の菊人形(福島県)」「たけふ菊人形(福井県)」「ひらかた大菊人形(大阪府)」「南陽の菊まつり(山形県)」「岐阜 菊人形・菊花展(岐阜県)」がある。

パパは、子供の頃(昭和30年代)の(門司区の)和布刈の菊人形展が思い出されるそうだ。田舎のお爺ちゃんやお婆ちゃんは、毎年とても楽しみにしていたんだって。ボク(小次郎)からみると大昔だね。

ネットを検索してみた。あった! 

◇ 昭和33年の門司区の和布刈(めかり)の菊人形展。

※ 当時は門司市。昭和38年に、門司市、小倉市、戸畑市、八幡市、若松市の5市が合併し、九州初の政令指定都市となる。

改めて、磯菊をみてみよう。

お終い


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