今回は、チューリップだ。春の花として人気が高い。オランダの風車とチューリップ畑が思い浮かぶが原産国はオランダではないという。
<2021年4月3日>
◇ 美咲が丘3丁目。見頃だね!
◇ うむ、小次郎は、花に対抗して負けじ魂を見せつけている?
◇ 真上から見てみた。右下は小次郎クンの頭から背中にかけてだよ。
◇ 真ん中が雌しべで、周りの茶色のところが雄しべかな?
この時期、あちこちで見ることができる。
◇ ここは、駐車場の一角が花壇になっている。円形がいいねえ!
◇ この時は、白と黄色のチューリップだったが、しばらく後では、他の色も咲いていた。
他にもあちこちにあったが、その前に、チューリップの勉強をしておこう。
【チューリップ】
花も葉もシンプルで美しい世界中で人気のある植物。品種は5000種以上ある。
◇ ユリ科チューリップ属の球根植物。和名は鬱金香(うっこんこう)。
◇ 原産地:トルコ。生産地ではオランダが有名。トルコからオランダに伝わったのは16世紀。日本へは江戸末期に幕府の遣欧使節が持ち帰ったのが最初。
◇ 花期:3月下旬~5月上旬。
◇ 草丈は10~70㎝で、代表的な単項花序である。花色は、白,赤,ピンク,オレンジ,黄,緑,紫,黒,複色、など多彩。
※ 単項花序:茎の先端に単独で花をつける形態。
【名前の由来】
◇ 語源は「チュルバン」でターバンのこと。トルコ駐在のオーストリア大使が現地で「何の花か?」と尋ねた時、通訳が誤って「花の形はターバンに似ている」と答えた。そして、この花の名前は「チュルバン」と伝わり、「チューリップ」になったそうな。
※ ターバンに似ているかな? (イラストはネットより)
◇ 鬱金香はこの花の香りが“ウコン”のような、埃臭い(ほこりくさい)ことに由来
※ チューリップの花の香りは概してあまり良くない。
それでは、ふれあい通り(バス通り)のを見てみよう。
これ、近くの方が植えて世話をしているのだろう。
◇ 小次郎くん! どこを見ているの? 花はどうでも良い! と言う感じ。
◇ チューリップ以外もあるけど………、なんの花かな?
【オランダとチューリップとバブル】
「チューリップといえばオランダ!」となるのは、オランダがチューリップの生産量が世界一で、国花となっていることもあるが、チューリップバブルも関係していると、個人的には思っている。因みに、小次郎は、ん? バブル? なにそれ! と言う感じ。
◇ 1630年代のオランダは「チューリップ狂時代」と言われるチューリップ価格バブルが発生。
◇ 当時、トルコのオスマン帝国からもたらされたチューリップの球根が異常に高騰した。
◇ バブルのピーク時は「無窮の皇帝」と名づけられた球根1個に5ヘクタールの土地との交換取引が行われた。
◇ 1637年の球根のカタログ(Wikipediaより)では価格は「3,000~4,200ギルダー」と書かれている。
◇ 当時の熟練の職人の年収は300ギルダーだから、年収の10数倍。すごい!
◇ チューリプ価格は、1637年を境に急激に下落し多くが破産してオランダ経済は大打撃を受けた。
それから300年後。1990年~2000年にかけて米国を中心にインターネット企業の株価が異常に高騰した「ITバブル」が発生。懲りないものだね。
【小太郎くんとチューリップ-1998年(利根町)-】
2代目小太郎くん(1994年~2005年)とチューリップ。うむ、23年前のことだ。
◇ 小太郎くんは4才。4月11日の日差しが強く、目を細めている。
◇ チューリップは、プランタンに植えたもの。
お終い
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