今回は、ヒガンバナ(彼岸花)だ。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、カミソリバナ、シビトバナ、トウロウバナなど。学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれる。名前は、秋の彼岸(9月)頃に開花する事に由来する。なお、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、という説もある。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物で、水田の畦(あぜ)や墓地に多く見られる。学名のリコリスは、ギリシャ神話の女神・海の精のるリュコーリアス から。ラジアータは「放射状」の意味で、花が完全に開いた時に放射状に大きく広がっている様子にちなむ、という。(Wikipedia、他)
<2024年10月3日>自宅
◇我が家では、平年は「9月13日頃に芽をだし、23日頃には満開」なのだが、今年は、猛暑で、10日ほど遅れている。
【発芽】9月25日
◇例年は、満開になっている9月25日にやっと目を出している。うーん、彼岸(9/19~9/25)の花とは言えないねえ。
【満開】10月3日
うーん、発芽から満開までも短いような気がする。
◇おーい、小次郎クンヒガンバナの所を通りすぎているよ。
◇ん? これが、ヒガンバナ? でも、毒があるんだよね。ぼく、食べないよ。
ボク(小次郎)はいいから、花を観賞しなよ!
上から見てみよう
◇学名の「ラジアータ」の由来になっている『花が完全に開いた時に放射状に大きく広がっている様子』の通りだね
◇ 放射状の開花状態がよく分かるね。改めて、彼岸花の勉強をしておこう。
【ヒガンバナ(彼岸花)】
◇ ヒガンバナ科・彼岸花属の多年草。リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲorマンジュシャカ)とも呼ばれる。
◇ 原産地:中国の長江下流域。渡来時期は不明。一説には稲が伝わった頃と同じとも言われる。
◇ 開花時期:9月中旬。赤色が一般的だが白がある。また、黄色はショウキズイセン(鍾馗水仙)とも呼ばれる。
【特徴】
有毒で球根にアルカロイドを多く含む。食べると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には死に至ることもある。
※ 致死量は10g。彼岸花の球根700個分で、間違って食べる事はなさそう。
※ 一部分にあるのではなく、花、葉っぱ、茎、球根の全てに含まれている。なお、彼岸花の毒は普通に触る程度では問題はなく、食べるときには毒抜きを行う必要がある。なお、球根は適切に用いれば薬になる。また水にさらして毒を除去して救荒食(飢饉に備えて備蓄した食べ物)にもしていた。
※ 彼岸花の球根は正確には鱗茎(りんけい)。ユリ,タマネギ,チューリップ、ニンニク、ラッキョウも鱗茎である。
水田の畦(あぜ)や墓地に多く見られるが、目的は、畦の場合はネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物がその鱗茎の毒を嫌って避ける(忌避)ように。また、墓地の場合は虫除け及び土葬後、死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐためとされる。
【名前の由来】
◇ 秋の彼岸の頃に咲くことから。なお、毒があり食べると「彼岸(死)」しかない、からの説もある
◇「曼珠沙華」は、法華経の仏典「まんじゅしゃか」からで、「天上の花」の意味。
【異名】
死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、など、その数は1000以上にのぼる。
以下は、2021年。
今年(2021年)もヒガンバナ(彼岸花)が咲いた。今年は、9月16日には満開となった。例年より7日~10日ほど早い。雨が多かったからかな?
<2021年9月12日> 自宅
開花が始まっている。
◇ まだ、つぼみが多い。
<9月13日>
◇ 1日毎に開花進む。
<9月14日>
◇ つぼみは殆どなくなった。
<9月16日>
満開!
【名前の由来】
◇ 秋の彼岸の頃に咲くことから。なお、毒があり食べると「彼岸(死)」しかない、からの説もある
◇「曼珠沙華」は、法華経の仏典「まんじゅしゃか」からで、「天上の花」の意味。
以下は、2020年。
今年(2020年)も彼岸花が咲いた。満開は9月23日頃。毎年、この月日(9/20~9/25)が満開。あまりズレがない。すごいねえ!
<2020年9月23日>
◇ つぼみが2、3輪ある。 逆方向から撮ってみる。
◇ 小次郎は10才だよ。
◇1輪に着目してみる。ヒゲのように広がるのも見事。
以下は、2019年以前だよ
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今は、彼岸(2019年は9/20~9/26)の時期だし、彼岸花を取り上げよう。ま、既に「糸島三坂」「自宅」「白色と黄色」編を取り上げているが、今回は「自宅(2019)」編となる。
<2019年9月20日>
◇ まずは、小次郎とのコラボから。これ、必須だ。だって、タイトルは「小次郎とヒガンバナ(彼岸花)」だしな!
◇ まだ、つぼみもあるので、9/23日頃が満開? が、9/22の台風17号の影響でかなり倒れてしまった。
開花までを観察してみよう。そう、朝顔の観察日記みたいなものだ。
<9月13日>
◇ わずかに、赤い蕾の様なものが見える。
<9月15日>
◇ 一つのつぼみと思ったら、複数のつぼみだった。
<9月18日>
◇ 一つだけ、開花! 数個が開きかけている。
<9月20日>
◇ 満開に近い。まだ、つぼみも結構あるので、満開は9月23日頃と推定。 が、22日の深夜の台風17号で、かなりがダウンしてしまった。残念!!
植えたのは2015年。毎年の咲く時期を見てみよう。
<2015年9月20日>
◇ 左はしだれ梅。植えたばかりだ。
◇ 9月20日頃が満開。
<2016年9月23日>
◇ 9月23日頃が満開!
<2017年9月23日>
◇9月23日頃が満開
<2018年9月24日>
◇9月24日頃が満開。
うーん、我が家の庭では、毎年9月23日頃が満開! ほぼ、同じ時期! すごい!
【写真一覧】
◇ 小次郎とヒガンバナ(彼岸花)-自宅(2019)ー
◇ 小次郎とヒガンバナ(彼岸花)-白色と黄色-
◇ 小次郎とヒガンバナ(彼岸花)-自宅ー
◇ 小次郎とヒガンバナ(彼岸花)-糸島市三坂-
小次郎とヒガンバナ(彼岸花) - 白色と黄色 -
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