今回はメマツヨイグサ(雌待宵草)だ。ん? 夏の花では? そうなんだが、見つけたのは冷たい木枯らしが吹き渡る11月17日の夕方の田んぼ道だったので秋の草花としておく。ちなみに、茎が地面を這うように伸びており、ネットに「この花の名前を教えて!」と投稿した。回答は「雌待宵草でしょう。地面を這っているのは単に強風で倒れただけ!」とのこと。
<2017年11月17日> 田んぼ道にて
◇ こんな感じで咲いている。 まずは、花を見てみよう。
◇ 待宵草のようだが………。今は、まもなく師走だぞ! とも、思う。
全景から見ていこう。
田んぼ道の途中の荒れ地の斜面に、寒い中、頑張って咲いている。
◇ 茎が斜面を這っており、その後上向いている。ん? 分かんない?
◇ 確かに這っているだろう? が、これ、強風で茎が倒れた後、頑張って上向いて、花が咲いたらしい。指摘されて改めてみた。
◇ 根元はこんな感じ。うむ、茎は折れて倒れている。
◇ 再び上に向かって伸びて、花を咲かせている。
◇ 頑張って花を咲かせているんだね。すごいね! ここで勉強をしておこう。
【メマツヨイグサ(雌待宵草)】
◇アカバナ科マツヨイグサ属の2年草。道端や荒れ地などに生える雑草。姿形はオオマツヨイグサ(大待宵草)とよく似るが、花の大きさはやや小さい。
◇原産地:北アメリカ原産。渡来時期は明治時代の帰化植物。
◇草丈は50㎝~150㎝。。
◇開花時期は6月~9月。夕方に4~5㎝の大きさの黄色い花を咲かせる。朝には萎む一日花。花は萎れても赤くならないのが特徴。
◇由来は、大待宵草に比べ2/3程度の大きさからと言われる。
大待宵草はこちら Link先 → 小次郎と秋の草花3 -オオマツヨイグサ(大待宵草)-
「待宵草」について調べてみた。
【待宵草の仲間達】
仲間達と違いを調べてまとめてみた。一番多く見かけるのはメマツヨイグサらしい。
【マツヨイグサ(待宵草)とヨイマチグサ(宵待草)】
◇ 宵待草(よいまちぐさ:詩歌)
大正浪漫を代表する画家・詩人の竹久夢二によって創られた詩歌のタイトル。50年たらずの短い生涯で恋多き夢二ではあったが、実ることなく終わったひと夏の恋によって、この詩は創られた。多忠亮(おおのただすけ)により曲が付けられ叙情歌として一世を風靡(ふうび)する
歌詞:「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな」
◇ 待宵草(まつよいぐさ:植物)
“よいまちぐさ(宵待草)”は、植物としては、“まつよいぐさ(待宵草)”が正しい。
【マツヨイグサ(待宵草)とツキミソウ(月見草)】
月見草(つきみそう)をマツヨイグサ属の総称として呼ぶこともあるが、本来は全く別物。太宰治が富嶽百景で『富士には、月見草がよく似合ふ』と書いているが、実際はオオマツヨイグサだったとされる。
◇ 月見草(つきみそう)
待宵草や大待宵草は同じ時期に道端や荒れ地に咲くので、月見草と勘違いされやすいが誤りである。月が現れる時間に白い花を咲くことからこの名がある。現在は、(環境に適合できず?)野草としてはみられないという。
本当の月見草は、『夕に純白で開花し、夜半には薄ピンクからピンク色に変身して、朝にはぼんでしまう可憐な小花』である。
雌待宵草を一輪頂きました。
お終い
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