今回は黄金オニユリ(2024年)だ。対馬の原種をルーツに持つ球根を2019年に頂き、その「鱗片」及び「ムカゴ(珠芽)」を地植えにしていたものが、今回咲いた。とても嬉しい。因みに、球根の“鉢植え”は、翌2020年に咲いている。黄金オニユリは、オニユリの変種で、環境省のレポートでは『黄金オニユリは1922年に「対馬の上県町女連」で発見され「対馬が唯一の産地」』となっている。
<2024年7月2日> 自宅(庭)
◇「鱗片」と「珠芽」を地植えしたものだ。※ 鉢植えは、以前紹介
①「鉢植え」はこちら リンク先 → 小次郎とユリ(百合)-黄金オニユリ-
②「オニユリとのコラボ」はこちら リンク先 → 小次郎とユリ(百合)-黄金オニユリとオニユリのコラボ-
全景からみていこう
◇真ん中の太い木は「ネムノキ(合歓木)」、オレンジ色は「ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)」だよ。
ヒメヒオウギズイセンはこちら リンク先 → 小次郎と夏の草花-ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)-
◇ 小次郎は右目のうわづかいで、「ボク(小次郎)はもういいから、花を鑑賞しなよ!」とでも言っているみたい!
◇地植えは、やはり育ちがよい。珠芽(ムカゴ)から開花したのも嬉しい。
◇ 花弁の内側の「赤色の斑点」が特徴という。 黄金オニユリの勉強をしておこう。
【オウゴンオニユリ(黄金オニユリ)】※Wikipedia、他
◇ ユリ科・ユリ属の多年草。
オニユリ(鬼百合)の変種。草丈は1~2mになる大型のユリ
◇ 対馬のみに自生するが、自生状態はほぼ皆無で愛好家たちの手で保存育成が進められている。
※ 環境省のレポートでは、黄金オニユリは1922年に「対馬の上県町女連」で発見され「対馬が唯一の産地」となっている。
◇ 開花時期は7~8月。花弁は強く反り返り、黄地に赤の斑点を生じる。葉の付け根にムカゴを作る
※ ムカゴ(珠芽)を付けるのはオニユリ(鬼百合)だけという。黄金オニユリも、オニユリの変種でムカゴを作る
【由来】
朱色のオニユリに似て黄色の花を咲かせるオニユリということから
【鱗片(りんぺん)と珠芽(ムカゴ)】
増やし方として「鱗片」「ムカゴ」を使う方方がある。
ムカゴからの育て方も示そう。
ムカゴからはこちら リンク先 → 小次郎とオニユリ(鬼百合)-むかご(珠芽)から開花まで-
「鱗片から」と「珠芽から」の育った結果を見てみよう。
◇「鱗片から」の方が大きく花の数も多い。「珠芽から」は若干小さめ。因みに、両方とも、新しい「珠芽」がついていて収獲した。
【経緯】
◇2019年7月3日:小次郎との散歩中に美咲が丘1丁目で “黄色の” ユリに気づいた。で、お家の方とやり取り。
「なんのユリ?」「黄金オニユリですよ。対馬だけに咲いているそうで、10年前に対馬で保存活動をしている方から(増やす為に)譲り受けたものです。だいぶ増えました」「すごいですね!」「増やしたいので希望する方には球根を分けてあげています」「我が家も欲しいです!」「いいですよ! 秋頃がいいかな?」のやり取り
◇2019年10月:球根を頂く。球根から5、6枚の鱗片を取り、残りの本体(球根)を鉢植えに、鱗片を鉢と地植えにリスク分散。
◇2020年7月:(球根の)鉢植えは、春にしっかり芽吹き、4輪の花を咲かせ(新しい)珠芽もついた。その珠芽は、今度は、地植えとした。
◇2021年、2022年:21年は鱗片・珠芽ともに芽吹いたものの高さは10~20㎝止まり。22年は50~70㎝止まり。花は咲かず。
◇2023年6月30日:鱗片からの一本のみ、花が2綸咲いた。
◇2024年:鱗片からも沢山開花し、珠芽からも開花した。
改めて黄金オニユリを観賞しよう
お終い
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