年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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『銀座 かしわ』 お昼にいただけるお料理は“鶏まぶし”のみでありますが、そのおいしさは再訪したくなるほどでありました

2020-02-04 20:11:55 | 関東
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三原橋交差点脇に比内地鶏をいただけるお店があると聞いていたのですが、所詮いま流行の“ひつまぶし”でしょと、大して魅かれることもなかったのでありますが…
軽く蕎麦でもと訪ねた『歌舞伎そば』が満席であったために伺ってみることにいたします



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ビルの11階
エレベーターの扉が開くと、そこはもう店内でありまして…
キレイにエプロンやグラスが並べられたカウンター席に迎えられます
ひとりでお邪魔していますので、てっきりそのカウンター席へと促されるものだと思っていたところ、昭和通りを眼下にすることができる窓側のテーブルへと案内してくださったのであります


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お昼にいただくことができるのはランチタイム限定で提供される「鶏まぶし」のみでありまして、お櫃に盛られた比内地鶏の炭火焼をお茶碗に取り分けながら4つの味わいを楽しむというありきたりのスタイルではあるのですが…
先ずは鶏スープを召し上がってくださいとのサゼッションに従い添えられたお猪口にスープを注ぎ一口いただいてみますと、何とも言えないやさしい旨みとキチッと調味されていることでの整ったあじわいの虜となってしまいます

そして、お料理が提供されるまでに見ていたしおりに書かれていた食べ方に従いいただくことといたします

まずはそのまま…
備長炭で焼き上げたということでの芳ばしさと、引き締まった身を持つ比内地鶏の歯ごたえを楽しみますと、身のおいしさも然ることながらカリッと焼かれた鶏皮からしみ出る旨みが素晴らしく、これまた虜になってしまいます

続いては薬味を添えて…
最後にいただくお茶漬けのことを考え、控えめにネギやワサビを乗せて…

そして卵黄
これもこだわりの比内地鶏の卵であるそうで…
トロリと流れる黄身の姿に、いただく前から濃厚さを窺い知ることができます

最後はスープをかけてお茶漬け風に…
濃厚でありながらもしつこさのないスープでありますから、ワサビとの相性も抜群であるのですが…
卓上に置かれていた“塩” “胡麻” “一味” “山椒” “柚子胡椒”という5種の調味料から“柚子胡椒”を選び加えていただきますと、ほんのりとしたゆずの香りを楽しむことができることからより一層おいしくいただくことができました


最後に…
個室があるわけではないことから接待で使うことは難しいかも知れませんが、食べることが大好きな仕事仲間との会食の機会があれば、是非ともお邪魔させていただきたいと感じるお店でありました



【比内地鶏専門店 焼鳥 鶏まぶし 銀座かしわ】
東京都中央区銀座4-12-1 VORT銀座イーストII 11F
03-6264-3288