ここ数年の間にどれだけ増えたのだろうかと思うのがインド料理店でありまして…
かつては中央都市の市街地でくらいしか見なかったのだけど、いまでは地方都市のロードサイドにまでも広がっていまして、欧風カレーよりも大きな市場になっているようにすら感じます
そんなインド料理も最近では南インド料理や北インド料理と細分化が進んでいるようで…
今日お邪魔させていただいたのは〝マンガロール料理〟の専門店『バンゲラズキッチン』であります
お店があるのは開業から60年を迎えた銀座INZでありまして…
一時はちょっと古臭いイメージを持っていたのですが、有楽町にイトシアが開業したころからリニューアルをしたりテナントを入れ替えたりと変化を続けていまして、こちら『バンゲラズキッチン』も今年1月にオープンしたばかりなのであります
30席にも満たない小さなお店だということもあり開店前からお客さまが集まり始め、そのお客さまで満席になってしまうほどの人気ぶりに期待が高まります
セットメニューも用意されていますが、折角ですから〝マンガロール〟らしいお料理をいただこうとアラカルトでいただくことにいたします
先ずはバンゲラズスペシャルとある「イエッティサラダ」
イエッティと名付けられている通りに、唐揚げにされた海老がゴロゴロと入っていますし、揚げたてであることから熱々感やプリプリ感もあっておいしくいただけます
港町であるマンガロールらしく、魚介を使った「ガッシ」が名物でありまして、サーモンやカサゴ、サバなどが並ぶなか〝カジキマグロ〟を「ニールドーサ」とともにいただきます
カレーはサラッとしていながらもコクがあり、程よい辛みとともに、しっかりとした旨味を感じることができます
スチームされているように思えるカジキマグロもばさつくことなくしっとりとした舌ざわりを楽しめます
メインとして選んだのは〝マナガツオ〟が丸々一尾使われた「ピリヤニ」であります
ピリヤニに埋もれたマナガツオを引き出し、丁寧にスプーンの背で身を解し、骨を抜いたら全体を混ぜ合わせていただきます
生臭さを懸念していたのですが、そんな心配は全くいらぬことでありまして…
二人で分けても物足りなさを感じることのないたっぷりなボリュームにも満足でありました
そしてバナナが練りこまれているという「マンガロールバンズ」
おやつとしていただかれたりする軽食でありまして、サクッとした歯ざわりとて、ふんわりとしていてとけるような舌ざわりでありまして…
バナナの香りも活きていますので、そのままいただいても十分においしくいただけるのですが、添えられている〝ココナッツチャトニ〟を付けたり〝サンバル〟に浸したりといろんなおいしさを楽しむことができました
現地風のスタッフも多くいらっしゃいましたが、日本女性に担当していただけまして…
彼女の的確なサジェッションや商品説明があったことで、より楽しくおいしいランチになりました
【Bangera's Kitchen】
東京都中央区銀座西2-2 銀座インズ2 2F
03-3561-5516
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