工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

相国寺承天閣美術館の山口安次郎作の能装束展に感嘆!

2009年09月28日 | Weblog
相国寺承天閣美術館で、能装束織師の山口安次朗さんの能装束展が開かれて

おり、 華麗な唐織など、105点の能装束を鑑賞しました。

能装束は西陣織で、薄い絽の織り地の柄もすべて織りで、豪華絢爛たる唐織など

まさに能装束は芸術品だと思いました。 山口さんは現在105歳で、現在も

西陣の工房で、観世流宗家から依頼された、最新作を製作しているとのことです。

時間のかかる、高度な技術を要する、能装束の織りの現役とは、すごい方です!

江戸期の能装束の復元や新作など、200点以上を手がけ、国内外で作品展

を開いています。 ため息がでるくらいの、芸術的に素晴らしい西陣織でした。

承天閣美術館は、相国寺の境内にあり、館内の庭はいつ見ても、美しい!

能を日本の伝統文化に仕上げたのは、室町時代の足利三代将軍の義満で、

義満が相国寺も建てましたので、能装束展を開催する意味は大きいと、

相国寺の有馬管長さんが、山口さんと観世流能楽師梅若さんとの対談で

話していました。(京都新聞に対談が、記載されていました)


同志社大学のレンガの建物

 
相国寺の南門に至る両側は、同志社大学のレンガ建ての建物です。


相国寺の南の門  この門から車で境内に入れます。


法堂   法堂横や方丈の横に車が駐車出来ます。この相国寺の境内も広い!


庫裡は壮大な建物です。  承天閣美術館へ行く道は庫裡の右手にあります。


承天閣美術館に到る道には、庭があります。 紅葉の時に来てみたい!


庫裡横の承天閣美術館への入り口には、能装束展の看板がありました。


承天閣美術館横の庭 相国寺内の美術館らしい、方丈庭園です。


館内の中庭


館内の廊下


館内にある庭  展示室は窓が無く、作品は保護されていますが、展示室以外
はガラス張りで明るく、庭の素晴らしい眺めが、楽しめる素晴らしい美術館です。