リビィと「歩空」へ

こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。

少し前に屋根の雪下ろしをしたというのに、家のふすまの開け閉めが渋くなってきました。
これは再び屋根の雪下ろししなきゃかな？

さて、昨日は１５年振りにオーストラリアの友人が秋田を訪れたことを書かせて頂きました。
長い時間を経て友人と再び会う感動を、充分に文章として書き表すことが出来るものではありませんが、ひとつ記録としてとどめたいと思って書きました。

ところでこの片田舎では外国人の友人を持つ機会はそれほどありません。
ですが、恵まれたことに私が若かりし頃、横手には外国人が良く集まるカフェがあったのです。
そのカフェの名は「歩空」。

「歩空」はそのころ横手では珍しくインド料理やタイ料理を食べさせてくれるお店として人気がありました。
特に旅好きな人々にはお料理だけでなく、その雰囲気やマスターと語り合う旅話が楽しい場所として唯一無二の場所。
東京の学校を卒業して地元に友人もほとんどいなかった私も、旅好きな人々と出会い話を弾ませることが出来る所として入り浸っていました。

私や私の友人たち、そして外国人たちが集まってはワイワイやっていた席は「旅立ちの席」と呼ばれていました。
何故なら、旅の話をする内に旅立ちたくなってしまい、一人二人と旅立ってしまうからです。

リビィもこのお店に良く行きました。
彼女はタイカリーとナンで作ったピザが好きでいつもそれを注文していました。

お店で仲良くなった人たちとタイへ旅行しに行ったこともあります。
確か帰りにホテルにパスポートを忘れて飛行機に乗れず、翌日の便で帰ってきたりしたというお土産話付きの旅だったと思います。

そんなある意味で海外旅行が好きな人の楽しいコミュニティであったこのカフェへ、昨夜はリビィ一家とともに夕飯を食べに行って来ました。
もちろんリビィのリクエストで。

▲息子を連れて思い出の「歩空」へ


▲とても楽しそうなリビィ

お料理とマスターのギターで楽しみながら夕餉のひと時を過ごしました。

以前来たカナダの友人も、ドイツの友人も、イギリスの友人も、皆来日の際にはこの「歩空」を再訪します。
ここは若き日々を過ごした思いでの場所。
その場所が１０年以上たった今も同じ場所で、同じスタイルであることに皆、感動と安心を覚えている様です。

▲また何年かしたら同じ場所で写真撮ろう

★★★★★

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