6月9日23時19分に産経ニュースが「【英総選挙】過半数割れ…メイ首相の“ギャンブル”失敗 退陣は否定「国に安定必要」」の題で次のように伝えました。
『「国に安定が必要だ」
英国のメイ首相が前倒し実施に打って出た総選挙は、与党保守党の過半数割れという結果になった。9日朝、ロンドン郊外の自身の選挙区開票所でメイ氏はこう繰り返し、保守党が引き続き政権を担う意義を強調した。
保守党は第一党の座を維持するものの事実上、敗北した。大勝して国民の信任を得た上で欧州連合(EU)離脱交渉を有利に進めるとの思惑は外れ、「メイ首相の大ギャンブルは失敗した」(タイムズ紙)。
何よりも選挙公約(マニフェスト)の一部を修正したことが公約の方針転換とみなされ、信頼の失墜につながったことは想定外だった。メイ氏の求心力は大きく低下し、党内では退陣を求める声が勢いを増している。しかしBBC放送によると、メイ氏は9日朝、「引き続き政権を担当する」と退陣を否定し、続投に意欲を示した。
2010年の総選挙以来、議会はいずれの政党も過半数に達しない「ハング・パーラメント(中ぶらりん議会)」となる。メイ氏は政権維持のため北アイルランドの民主統一党(DUP)に協力を求めた。英紙ガーディアン(電子版)は9日、DUPから政権維持の閣外協力を得ることで合意したと伝えた。
総選挙の事実上の敗北で、EU離脱交渉に向けて政権基盤を強化するもくろみは頓挫した。メイ氏が目指す有利な条件をEUに認めさせながら離脱するシナリオは極めて困難な状況になった。
英政府は3月末にEUに離脱を通告済みで、原則2年の交渉期間は刻一刻と経過している。今月19日にも本格交渉開始が予定されている。着手する手前で足踏みが続けば、EUとの交渉で「最善の結果を手にする」(首相)という目標の達成は困難になる。
選挙結果を受け、メイ氏は当面、EU離脱交渉に向け政権基盤を安定させることに全力を挙げる方針だ。(ロンドン 岡部伸)』
EU残留の是非を問う英国の国民投票は昨年6月、歴史的なEU離脱と、国民投票を公約したキャメロン前首相の辞任という結果がもたらされました。
そして、今回のメイ首相の与党過半数維持という賭けは「相次ぐテロ事件」や「選挙公約(マニフェスト)の一部を修正したこと」により意思の弱さや指導力の無さを見られ、失敗に終わりました。
英国メイ首相が強行し敗北した選挙結果はある意味で民主主義の厳しさを示したものだ!!
そして、民主主義は「衆愚政治」や「愚民政治」に陥らないようにしなければならない!!
5月26日、イタリアでのG7タオルミーナ・サミットにて、議論を重ねる安倍首相(左)と英国のメイ首相(右)
出典:首相官邸HP
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