6月19日20時29分に産経ニュースが「【シリア情勢】米軍FA18がシリア軍機撃墜、「集団的自衛権」を適用 イランはシリアにミサイル発射」の題で次のように伝えました。
『【ワシントン=黒瀬悦成、カイロ=佐藤貴生】米中央軍は18日、シリア北部タブカ南郊の上空で同日(現地時間)、米軍のFA18戦闘攻撃機がアサド政権軍のSU22戦闘爆撃機を撃墜したと発表した。米主要メディアによると、米軍がアサド政権軍機を撃墜したのは2011年にシリア内戦が起きて以降初めて。
一方、イランの革命防衛隊は18日、シリア東部デリゾールに複数の中距離ミサイルを発射したと発表した。今月7日に首都テヘランなどで起きた同時多発テロで、犯行声明を出したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の拠点に対する報復だとしている。イランが他国を中距離ミサイルで攻撃したのはイラン・イラク戦争(1980~88年)以来、約30年ぶりとみられる。
米とイランの軍事攻撃を受け、ロシアなどを含めて関係諸国間の偶発的な衝突を懸念する声が国際社会で強まっている。
米中央軍によると、米軍が支援するシリアの民兵部隊「シリア民主軍」(SDF)の戦闘員らが展開している地域の近くをアサド政権軍のSU22が空爆したため、上空を警戒飛行していたFA18が「交戦規定で認められた集団的自衛権」を適用し、直ちに撃墜した。
イランのプレスTVなどによると、イランのミサイルは国内西部から発射され、イラク上空を超えてデリゾールに着弾。革命防衛隊は「多数のテロリストを殺害し、多くの兵器庫などを破壊した」としている。』
イランが中距離とは言え、弾道ミサイルを発射したのであれば、シリアに展開しているロシア軍やロシア政府などと事前に「通告や折衝」があったと思われます。
また、アラブ諸国や中東で孤立を深めるイランは、「友好国」カタールの支援に乗り出すと共に、米露両国に対する存在感を示すことの意味合いもあったのでしょう。
一方、米国としてはシリアに対する更なる政治的な強硬策を示す意味合いも含めて、アサド政権軍のSU22戦闘爆撃機を撃墜したのでしょう。
米国とイランがシリアを同日攻撃、中東情勢が更に混沌としてきたことに注目!!
FA-18戦闘攻撃機
出典:ウィキペディア
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