空を飛ぶ事は人類の夢であり、そして憧れの対象です。
大型航空機や宇宙ロケットが実用化された現代でも基本的には変わりません。
貴方も貴女もそのようにお感じでしょうね。
それでも、まだまだ人類の科学力などはSFの世界には達しておらず、航空機事故も絶えません。
5月20日00時08分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「イランのライシ大統領搭乗のヘリか、複数機のうち1機が異常な着陸 悪天候で捜索難航」の題で次のように伝えました。
『(前略)
ロイター通信は19日、イラン国営メディアの情報として、イラン北西部の東アゼルバイジャン州で、ライシ大統領の搭乗機を含む複数のヘリコプターのうち1機が、たたきつけられるような異常な着陸をしたと報じた。ライシ師が無事かどうかなど詳細は不明。救助隊が現場に急行しているが、悪天候のために捜索が難航しているという。
ロイターによると、アブドラヒアン外相も同乗していた。現場は森林地帯にあり、3機編隊で飛行していたとの情報もある。
(以下略)』
場所が場所なので、事故の全容解明など詳細な情報が伝わるのはかなり時間がかかりそうです。
一方、我が日本の鳥島近海での海上自衛隊ヘリ事故から1ヶ月が経過しました。
5月19日20時06分に同メディアが「中国艦の海峡通過3年で2・6倍 増える監視任務と負担 海自ヘリ墜落事故1カ月」の題で次のように厳しさを増す現状を伝えました。
『(前略)
中国軍やロシア軍艦艇の軍事活動が活発化し、中国艦艇による日本周辺の海峡通過などの件数が過去3年間で約2・6倍に増えたことが19日、防衛省などの発表資料から分かった。伊豆諸島の鳥島東方海域で起きた海上自衛隊SH60K哨戒ヘリコプター2機の墜落事故は20日で発生1カ月。調査で機体に異常がなかったため、人為的要因との見方が強まるが、警戒任務の増加が部隊に負担を与えている実態も明らかになった。
「墜落事故発生を重く受け止め、陸海空の全自衛隊で航空機の安全管理に万全を期している」。木原稔防衛相は17日の記者会見で事故発生1カ月を前にこう語った。
(中略)
防衛省は、中露艦艇が日本周辺で海峡を通過するなどした場合、一定基準を満たせば発表している。その令和3年以降の発表資料を分析したところ、中国艦艇の海峡通過件数は3年は36件だったが、4年が76件、5年は94件と、年々増加している。露艦艇は3年の27件から4年が45件、5年は48件。4年2月に始まったウクライナ侵略に関連して増加した可能性もあるとみられる。
(中略)
これに対し、海自は毎回、哨戒ヘリを載せた護衛艦や哨戒機で警戒監視任務に当たる。こうした中、哨戒ヘリの墜落事故が4月20日深夜に発生。潜水艦を追尾する「対潜戦」の夜間訓練に3機1チームで当たっていたところ、2機が墜落し、乗員1人が死亡、7人が行方不明になった。回収されたフライトレコーダー(飛行記録装置)の初期解析から直前まで機体に異常がなく、衝突により墜落したと断定された。
任務の増加が衝突事故の背景にある可能性はないのか。
海自は慢性的な人員不足に見舞われており、現場に余裕はない状態だとされる。ただ、海自幹部は「働き方の変化で昔のような無理はできない」と話す。また、海自は部隊の訓練時間を明らかにしていないが、別の幹部は「肌感覚で減っている」とも明かしている。
任務が増える一方、人員や装備が飛躍的に補充されない中、訓練時間が削られ、練度低下を招いている恐れも懸念されている。海自は同型機による単独での訓練飛行を再開したが、練度維持のために「全面再開を急ぎたい」(幹部)考えで、発生3カ月をめどに事故原因の特定を目指す。
(中略)
発生1カ月となる哨戒ヘリコプター2機の墜落事故で、海上自衛隊は現在も伊豆諸島・鳥島東方海域での捜索活動を続けている。海底に沈んだとみられる機体の主要部分に行方不明7人が閉じ込められている可能性があり、海自は海底のデータ分析を進める。ただ、過去の事故でも前例のない5500メートルの深海のため特定作業は難航が予想される。
(中略)
引き揚げで使用する遠隔操作型無人潜水機(ROV)は5500メートルの水圧に耐える必要があり、国内の機材では調達困難な見通し。海自は、対応可能なROVの確保に向け、海外への協力要請も視野に検討中。そのため一定の確証を持って探知できるようデータ分析を丁寧に進めている。
一方、海上では海自艦と航空機による捜索が今も行われている。海自幹部は「家族のためにもやれることは全てやり尽くす」と話している。(市岡豊大)』
鳥島沖のヘリ同士の激突の事故は、本当に一瞬の間に起きたものでしょう。
ほとんどの場合、ヘリには固定翼機のような緊急脱出のパラシュートは装備されていません。
例えば、著しいドローンの発達・発展をヘリ墜落事故の対策に応用出来ないものでしょうか??
人員を運べる輸送ドローンも実用化されていますので、緊急脱出装置としての役割を果たせる可能性もあります。
また、宮古島沖でのUH-60Aヘリ墜落事故でも問題になった、着水時の安全装置の搭載義務化等の対策も不可欠でしょう。
ヘリの墜落は各地で続く、抜本的な墜落対策を!!
追記:イランのヘリ事故で大統領以下9人が亡くなりました。
大型航空機や宇宙ロケットが実用化された現代でも基本的には変わりません。
貴方も貴女もそのようにお感じでしょうね。
それでも、まだまだ人類の科学力などはSFの世界には達しておらず、航空機事故も絶えません。
5月20日00時08分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「イランのライシ大統領搭乗のヘリか、複数機のうち1機が異常な着陸 悪天候で捜索難航」の題で次のように伝えました。
『(前略)
ロイター通信は19日、イラン国営メディアの情報として、イラン北西部の東アゼルバイジャン州で、ライシ大統領の搭乗機を含む複数のヘリコプターのうち1機が、たたきつけられるような異常な着陸をしたと報じた。ライシ師が無事かどうかなど詳細は不明。救助隊が現場に急行しているが、悪天候のために捜索が難航しているという。
ロイターによると、アブドラヒアン外相も同乗していた。現場は森林地帯にあり、3機編隊で飛行していたとの情報もある。
(以下略)』
場所が場所なので、事故の全容解明など詳細な情報が伝わるのはかなり時間がかかりそうです。
一方、我が日本の鳥島近海での海上自衛隊ヘリ事故から1ヶ月が経過しました。
5月19日20時06分に同メディアが「中国艦の海峡通過3年で2・6倍 増える監視任務と負担 海自ヘリ墜落事故1カ月」の題で次のように厳しさを増す現状を伝えました。
『(前略)
中国軍やロシア軍艦艇の軍事活動が活発化し、中国艦艇による日本周辺の海峡通過などの件数が過去3年間で約2・6倍に増えたことが19日、防衛省などの発表資料から分かった。伊豆諸島の鳥島東方海域で起きた海上自衛隊SH60K哨戒ヘリコプター2機の墜落事故は20日で発生1カ月。調査で機体に異常がなかったため、人為的要因との見方が強まるが、警戒任務の増加が部隊に負担を与えている実態も明らかになった。
「墜落事故発生を重く受け止め、陸海空の全自衛隊で航空機の安全管理に万全を期している」。木原稔防衛相は17日の記者会見で事故発生1カ月を前にこう語った。
(中略)
防衛省は、中露艦艇が日本周辺で海峡を通過するなどした場合、一定基準を満たせば発表している。その令和3年以降の発表資料を分析したところ、中国艦艇の海峡通過件数は3年は36件だったが、4年が76件、5年は94件と、年々増加している。露艦艇は3年の27件から4年が45件、5年は48件。4年2月に始まったウクライナ侵略に関連して増加した可能性もあるとみられる。
(中略)
これに対し、海自は毎回、哨戒ヘリを載せた護衛艦や哨戒機で警戒監視任務に当たる。こうした中、哨戒ヘリの墜落事故が4月20日深夜に発生。潜水艦を追尾する「対潜戦」の夜間訓練に3機1チームで当たっていたところ、2機が墜落し、乗員1人が死亡、7人が行方不明になった。回収されたフライトレコーダー(飛行記録装置)の初期解析から直前まで機体に異常がなく、衝突により墜落したと断定された。
任務の増加が衝突事故の背景にある可能性はないのか。
海自は慢性的な人員不足に見舞われており、現場に余裕はない状態だとされる。ただ、海自幹部は「働き方の変化で昔のような無理はできない」と話す。また、海自は部隊の訓練時間を明らかにしていないが、別の幹部は「肌感覚で減っている」とも明かしている。
任務が増える一方、人員や装備が飛躍的に補充されない中、訓練時間が削られ、練度低下を招いている恐れも懸念されている。海自は同型機による単独での訓練飛行を再開したが、練度維持のために「全面再開を急ぎたい」(幹部)考えで、発生3カ月をめどに事故原因の特定を目指す。
(中略)
発生1カ月となる哨戒ヘリコプター2機の墜落事故で、海上自衛隊は現在も伊豆諸島・鳥島東方海域での捜索活動を続けている。海底に沈んだとみられる機体の主要部分に行方不明7人が閉じ込められている可能性があり、海自は海底のデータ分析を進める。ただ、過去の事故でも前例のない5500メートルの深海のため特定作業は難航が予想される。
(中略)
引き揚げで使用する遠隔操作型無人潜水機(ROV)は5500メートルの水圧に耐える必要があり、国内の機材では調達困難な見通し。海自は、対応可能なROVの確保に向け、海外への協力要請も視野に検討中。そのため一定の確証を持って探知できるようデータ分析を丁寧に進めている。
一方、海上では海自艦と航空機による捜索が今も行われている。海自幹部は「家族のためにもやれることは全てやり尽くす」と話している。(市岡豊大)』
鳥島沖のヘリ同士の激突の事故は、本当に一瞬の間に起きたものでしょう。
ほとんどの場合、ヘリには固定翼機のような緊急脱出のパラシュートは装備されていません。
例えば、著しいドローンの発達・発展をヘリ墜落事故の対策に応用出来ないものでしょうか??
人員を運べる輸送ドローンも実用化されていますので、緊急脱出装置としての役割を果たせる可能性もあります。
また、宮古島沖でのUH-60Aヘリ墜落事故でも問題になった、着水時の安全装置の搭載義務化等の対策も不可欠でしょう。
ヘリの墜落は各地で続く、抜本的な墜落対策を!!
追記:イランのヘリ事故で大統領以下9人が亡くなりました。
謹んで哀悼の意を表します。
艦上から発進したSH-60K哨戒ヘリより機内からソーナー の送受波器を海中に吊下する様子
出典:防衛省 海上自衛隊 X
画像からも相当な風が海面に叩き付けられている様子が覗えます。
これを夜間にせよ、となれば、かなりの危険性が増す事は間違いありませんね。
ご意見、ご要望等はコメント欄やX等でお願いします。
いいね、等の高評価や読者登録等も頂けると幸いです!!
艦上から発進したSH-60K哨戒ヘリより機内からソーナー の送受波器を海中に吊下する様子
出典:防衛省 海上自衛隊 X
画像からも相当な風が海面に叩き付けられている様子が覗えます。
これを夜間にせよ、となれば、かなりの危険性が増す事は間違いありませんね。
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