限界

ずっと好きで、応援している歌手の方がいたんですよ。
そうしたら、昨年末で、一旦活動を休止するそうで。
なんでも、新たに挑戦したいことなども見えてきたので、
それの準備ためのお休み、という事でありました。

今までにも、メジャーデビューしてから、超多忙で忙しく、
時間の流れが早くて、今の自分に追いつけない、との事で
お休みしている期間もありました。

復帰してからも精力的に活動をされ、ここから好きになった
（第二世代？）のファンの方もいるのではないでしょうか？
私も帰りを心待ちにしておりましたし、新しい曲から元気を
もらったり、癒されたりしておりました。

しかし、今回の活動休止はどうやら意味合いが今までとは違うようです。
『「限界が来た」っていう言葉が一番わかりやすいかな』
ご本人はそのように仰っております。

具体的には、曲の制作過程における摩擦と、
自分の存在が大きくなりすぎたという実感、
だそうです。

タイアップものの曲の制作ではぶつかり合いがあり、
アレンジの面での要望によって、曲自体が全然違うものに。
アコースティックな感じでって言われて作ったら、
エレキギターのリフを入れたい、みたいに言われたりと・・・。
これはこれで、結果的に要望があったから生まれた曲も
あるわけで、曲の幅が増えたり、開拓してもらったので、
ありがたい気持ちもあるそうです。
しかし、曲っていうのは子供みたいなもので、
すごい清楚な曲にロックな洋服をわざわざ着させて演じさせるのは
自分の子供の目ん玉と他人の目ん玉を替えるぐらいに
つらいこともあったそうです。
そういったちょっとしたことが積み重なってきたようで。

また、
自分の思っていたよりも大きくなってきて、
追いつけなくなっていった・・・、自分はそんなに素晴らしくはないし、
どこかすごく、プレッシャーを感じてたことも。


そう言えば、５thツアーのファイナルのDVDで、
『ステージの上では絶対に泣かない』と決めていた
彼女が泣いていたんですよ！
あれにはビックリで、その当時は、さすがの彼女も
感極まって泣いてしまったんだろうなぁ～と、
思っていたのですが、今回の活動休止に関するインタビューのなかで、
その『涙』について話している部分がありました。
ツアーの前から、実はもう限界に来ていてすべてをやめようと
思っていたそうです。
そして、このファンの人たちにはもう会えない、
（音楽は続けるけれども）こういうふうにみんなに
お会いするっていうのはもうないんじゃないかと
いうのを悟った時に、すごく悲しくなって流した
涙だったんだそうです。

そっかぁ、
そんな前からやめようと思っていたんですね・・・
知りませんでした。

幼い頃から歌手になりたいと思い続け音楽の道に進もうと決意。
普通でしたら、デビューしたら「夢が叶った！」なのですが、
彼女の場合、ずっと音楽に関わる仕事をしたいと思っているので、
デビューして夢が叶って終わりではなく、今も夢を叶え続けています。
音楽は、続けていける限り続けていきたいとのことなので、
今回の活動休止は、新しい事を新しい形で、また挑戦したいという
前向きな決断だったのでありました。

そうですか、
そういうことでしたら、また新しい形での復帰を、
お待ちすればいい訳ですね♪
了解、お待ちしましょう・・・


続く・・・