さてさて、
ついにと言うか、やっとと言うか
ほぼノーマルだった86の走りの部分のパーツ交換を行いました。
86には純正で『トルセン』というデフが付いていますが、
このデフを交換しました。
SARD TORSEN Type Racingです。
T館長様からは、機械式のデフ(しかも2Way)を勧められていたのですが、
チャタリング(バキバキ音)や引きずる感じ、頻繁なオイル交換、など
家のカミさんも乗るので、ちょっとためらっていました。
そこで、純正のトルセンの高性能版の装着です!
今まで組んであった、
元のトルセン。
これから組む、トルセン。
見た目のケースは全く同じですが、
あの、600マン円の86GRMNにも搭載されている、
デフと全く同じ物です。
■ 高トルクバイアスレシオトルセン®LSD
トルセン®のスムーズでリニアなレスポンスはそのままに、
コーナーの立ち上がりでは外輪へトルク配分を大きくし、
旋回性能を向上させる。
(86GRMNの説明文より)
トルセンとは機械式(メカ式)LSD(リミテッド スリップ デファレンシャル)
の一種であり、トルク配分や差動制限を行う部分に歯車(ギア)を使った、
トルク感応型LSDのデフです。
もともとは米国の歯車機械メーカー、Gleason Works社が1982年に
事業化したものが、1989年に日本のヂーゼル機器(翌年ゼクセルに社名変更)
がトルセン事業を買収し、日本車に初採用(トヨタ『セリカ GT-FOUR』)。
そのゼクセルは2000年にボッシュ傘下に入り、2003年に豊田工機が
トルセン事業を買収して今に至っているとの事です。
元々のトルセンは、タイプ別にウォームギアを使ったAタイプ、
ヘリカルギアを使ったBタイプ、遊星ギアを使ったCタイプ、とあり
タイプBは、主にFRスポーツモデル(トヨタ『86』、レクサス
『IS F』『RC F』など)のリアデフに使われている。
高性能FF車(プジョー『RCZ R』『208GTi』)にも採用されている
との事です。
低バイアスで、特性の穏やかなバランス型とされますが、
トルクバイアス比は2.8程度はあるそうです。ちなみにヘリカルギアを
使ったLSDは他社にもあり、例えばマツダ ロードスターの「スーパーLSD」
もヘリカルLSDの一種ですが、トルセン タイプBの方がバイアス比は
高めだそうです。
(株)JTEKTが、純正のトルセンを制作しており、
その高性能版、とでも言えばいいのでしょうか?
特徴としては・・・
・クルマを想いのままに操ることができる
トラクション性能に優れたトルク感応型LSD
・マルチプレートタイプ(多板式)に比べ、
トルセンの長所であるスムースでリニアなレスポンスは
そのままに、よりスポーツ走行に適したロック率に設定
・スタンダードトルセンLSDに対しアクセルON時ロック率133%以上、
アクセルOFF時ロック率124%以上
・スタンダードトルセンLSDに対しサイドギアを2分割、
勘合部にヘリカルスプラインを用いスラスト力を増加させ
高ロック率を図りトラクション性能を向上
・瞬時に最適なトルク配分を行うトルセンの特性は
車体を安定させアグレッシブなドライビングが可能
・内輪のトルク低下後も高ロック率により
外輪トルクは低下せずコーナーリング性能が向上
との事。
見た目だけでなく、構造も純正のトルセンと変わらないので、
サーキットを走らない、街乗りメインの使い方では
この方が違和感がないのではないかなと、思います。
組み込んで頂き、通常の街乗りで帰ってきたのですが、
確かに、違和感や異音はしませんでした。これならカミさんも
替えたことに気付かないでしょうね。
通常走行では、体感としてはトラクションが、よりしっかりと
かかっているように感じました。よりリアの押し出し感が
増したように思えます。
T館長様と箱根で行ったスポーツ走行では、デフの恩恵をしっかりと
感じました。いつもよりスキール音が、短く、甲高い音に変わり
VSCやTRCの介入も圧倒的に少なくなりました。
今までは、タイトなコーナーの出口では、内輪が空回りし、そのため
クルマの制御が入ってしまうので、いくらアクセル踏んでもいっこうに
前に進まないなんてことがよくありました。
通常のコーナーは楽しく走っていても、こういったタイトコーナーでの
もたつきがストレスとなっていたので、それが解消されて走りの流れが
止まることなく、スムーズに旋回していけるのはありがたいです。
これからは、デフのよさを活かして旋回中にいつもよりも早めにアクセル
を開けていけるような練習をしていきたいですね。
ではでは~
ついにと言うか、やっとと言うか
ほぼノーマルだった86の走りの部分のパーツ交換を行いました。
86には純正で『トルセン』というデフが付いていますが、
このデフを交換しました。
SARD TORSEN Type Racingです。
T館長様からは、機械式のデフ(しかも2Way)を勧められていたのですが、
チャタリング(バキバキ音)や引きずる感じ、頻繁なオイル交換、など
家のカミさんも乗るので、ちょっとためらっていました。
そこで、純正のトルセンの高性能版の装着です!
今まで組んであった、
元のトルセン。
これから組む、トルセン。
見た目のケースは全く同じですが、
あの、600マン円の86GRMNにも搭載されている、
デフと全く同じ物です。
■ 高トルクバイアスレシオトルセン®LSD
トルセン®のスムーズでリニアなレスポンスはそのままに、
コーナーの立ち上がりでは外輪へトルク配分を大きくし、
旋回性能を向上させる。
(86GRMNの説明文より)
トルセンとは機械式(メカ式)LSD(リミテッド スリップ デファレンシャル)
の一種であり、トルク配分や差動制限を行う部分に歯車(ギア)を使った、
トルク感応型LSDのデフです。
もともとは米国の歯車機械メーカー、Gleason Works社が1982年に
事業化したものが、1989年に日本のヂーゼル機器(翌年ゼクセルに社名変更)
がトルセン事業を買収し、日本車に初採用(トヨタ『セリカ GT-FOUR』)。
そのゼクセルは2000年にボッシュ傘下に入り、2003年に豊田工機が
トルセン事業を買収して今に至っているとの事です。
元々のトルセンは、タイプ別にウォームギアを使ったAタイプ、
ヘリカルギアを使ったBタイプ、遊星ギアを使ったCタイプ、とあり
タイプBは、主にFRスポーツモデル(トヨタ『86』、レクサス
『IS F』『RC F』など)のリアデフに使われている。
高性能FF車(プジョー『RCZ R』『208GTi』)にも採用されている
との事です。
低バイアスで、特性の穏やかなバランス型とされますが、
トルクバイアス比は2.8程度はあるそうです。ちなみにヘリカルギアを
使ったLSDは他社にもあり、例えばマツダ ロードスターの「スーパーLSD」
もヘリカルLSDの一種ですが、トルセン タイプBの方がバイアス比は
高めだそうです。
(株)JTEKTが、純正のトルセンを制作しており、
その高性能版、とでも言えばいいのでしょうか?
特徴としては・・・
・クルマを想いのままに操ることができる
トラクション性能に優れたトルク感応型LSD
・マルチプレートタイプ(多板式)に比べ、
トルセンの長所であるスムースでリニアなレスポンスは
そのままに、よりスポーツ走行に適したロック率に設定
・スタンダードトルセンLSDに対しアクセルON時ロック率133%以上、
アクセルOFF時ロック率124%以上
・スタンダードトルセンLSDに対しサイドギアを2分割、
勘合部にヘリカルスプラインを用いスラスト力を増加させ
高ロック率を図りトラクション性能を向上
・瞬時に最適なトルク配分を行うトルセンの特性は
車体を安定させアグレッシブなドライビングが可能
・内輪のトルク低下後も高ロック率により
外輪トルクは低下せずコーナーリング性能が向上
との事。
見た目だけでなく、構造も純正のトルセンと変わらないので、
サーキットを走らない、街乗りメインの使い方では
この方が違和感がないのではないかなと、思います。
組み込んで頂き、通常の街乗りで帰ってきたのですが、
確かに、違和感や異音はしませんでした。これならカミさんも
替えたことに気付かないでしょうね。
通常走行では、体感としてはトラクションが、よりしっかりと
かかっているように感じました。よりリアの押し出し感が
増したように思えます。
T館長様と箱根で行ったスポーツ走行では、デフの恩恵をしっかりと
感じました。いつもよりスキール音が、短く、甲高い音に変わり
VSCやTRCの介入も圧倒的に少なくなりました。
今までは、タイトなコーナーの出口では、内輪が空回りし、そのため
クルマの制御が入ってしまうので、いくらアクセル踏んでもいっこうに
前に進まないなんてことがよくありました。
通常のコーナーは楽しく走っていても、こういったタイトコーナーでの
もたつきがストレスとなっていたので、それが解消されて走りの流れが
止まることなく、スムーズに旋回していけるのはありがたいです。
これからは、デフのよさを活かして旋回中にいつもよりも早めにアクセル
を開けていけるような練習をしていきたいですね。
ではでは~