あれぇ~?
足回りの強化って、終わったんじゃ・・・?
いえ、実はまだ終わってはいなかったのであります。
モーターショーで86のコンセプトモデル、
『FT-86』が展示された時、その年の注目を一気に集めました。
まぁ、“コンセプト”ということなので、市販車では大きく
変わる事が多いのですが、
その、
ペダル類もそうですね。
上のような↑デザイン優先の形状から、
市販前の試乗モデルでは、このような
形状に変わってました。
ヒール&トゥがしやすいように、
アクセルペダルのプレートが斜めに
飛び出ております。
ところが、
実際に販売されたペダルの形状とレイアウトは
このように変更されておりました。
丁度このちょっと前、アメリカでプリウスのマットが
アクセルペダルに挟まって取れなくなったという
訴訟があり、それに考慮したのか、マージンを
かなりとったレイアウトになってしまいました。
トヨタでは珍しく、フロアマットが標準装備で、
しかも、マットがずれないようにロック付き。
そして、アクセルペダルの下は大きくえぐられて
絶対にマットがペダルに挟まらないような造り
になっております。
マット自体にも、取り付けに関する注意書きが
英語で長々~と書いてあるデッカいタグも付いてます。
画像のような感じのレイアウトですね。
MTでもそうなのに、
ATではさらにアクセルペダルが上に行って
しまいましたぁ~(涙)
これは、体格の大きい欧米の方ならいいのでしょうが、
小柄な私では、ポジション出しをすると、アクセル
ペダルには、つま先が乗るような感じだったのです。
これではせっかくのアルミプレートのスポーツタイプ
のペダルでも台無しです。
ダイレクトな踏み味と繊細なアクセルワークが出来ません。
ここが、ずっと気になっていたところだったんですね。
前回、ご紹介したフットレストを作っているプロトさんから
アルミ削り出しで、市販前の斜めに飛び出た形状のアクセル
ペダルも販売されているのですが、いかんせん、『削り出し』
なもんで、けっこうお値段が高いです(汗)
なかなか手が出ませんでした。だもんで、ずっとアクセルには
不満がありながらも、ガマンして乗っていました。
(今から牛乳飲んでも、これ以上背伸びないですしねぇ)
他社からも、純正のペダルに上から取り付けるタイプの
プレートもあるのですが、後付だと、なんかいまいちなんですね。
そんな時、ペダルのプレートを張り付けるのではなく、
もっと便利なパーツがある事を知りました。
それが、
こちら。
『アクセルペダル オフセット プレート』です♪
つまり、
どういうことかと言うと、アクセルのペダルではなく、
アクセルの根本基部を下にずらすためのプレートな訳です。
アクセルを基部から外し、このプレートでオフセットさせ、
また元通りに取り付けるだけです。
こんな感じで、
元の位置にプレートが来るので、その分アクセルの基部が
下に下げられるのです。下がるだけでなく、取り付け位置
の変更のため、少し手前側にアクセルペダルのプレートが
来ます。
どうでしょう?
かなり下に下がったのが分かりますかね。
これでも取り付け穴の位置はたったの3cmしか
下がってないのですが、体感ではもっと下がってる
ように感じます。
シート深くにグッと身を沈め、適切なポジションを出すと、
今までつま先で触れていたアクセルペダルが、足の裏全体で
触れることが出来、よりダイレクト感が増しました。
軽~く乗っていただけのペダルから、踏み味のある一体感へ。
これで、
見た目の派手さはあまりないですが、より86とひとつに
なる為の足回りの強化が出来ました。
純正と比べれば一目瞭然なのですが、カミさんはフットレスト
まで左足届かないし、アクセルペダルが下がったのにも、
気が付かないようです。
まぁ、普通に乗ってる分にはそんなもんですかねぇ・・・