アカデミー賞候補らしいこの映画。日本映画の「おくりびと」と甲乙つけがたい
重厚な映画である。ディカプリオとウィンスレットが「タイタニック」以来の待望
の再共演だった。ノミネートされた映画の中では、2度目のアカデミー賞の呼び声
も高く「アメリカン・ビューティー」で見事アカデミー賞作品賞と監督賞を手にし
た実力派監督サム・メンデスと聞く。これを聞くと「おくりびと」には分が悪るそ
うだ。それにしても男女関係を考えさせられる映画であり、アメリカ経済が危機に
に瀕し、世界的に閉塞感が広がる今日、日本映画の闇の部分に似てきた。しかもま
だ「おくりびと」の最後のように伝えたい何かがわかっていない空しさを感じた。
それは観衆にまかせたのだろうか?僕は「おくりびと」がアカデミー賞!