「垂井」
松並木を通り大名行列が垂井宿に入る処だ。入り口の両側には土塁が築かれている。先導する蓑笠の二人は問屋場の下役達で、傘をさし手を出しているのは宿役人であろう。「お休み処」「御ちや漬」などの看板をあげる二軒の茶屋には、美人画や風景画の版画が飾られている。日中軽い雨が降っている。垂井宿には天保十四年(1843)家数が三百十五軒だった。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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