「浅草川大川端宮戸川」
隅田川は浅草川、宮戸川とも呼び吾妻橋から下流は大川とも呼ぶ。両国橋付近で法螺貝を吹く先達と、御幣を付けた梵天を立てて川を渡る人々は、相模国(神奈川県)の大山に参詣する大山講の一行で古くからの山岳信仰の地である。江戸時代後期になると庶民の間で、大山詣でが盛んに行われた。江戸庶民の大山参りは両国橋のたもとにあった石尊垢離場で「慙愧懺悔、六根罪障・・・」と唱えて水を浴び体を清めてから出発した。遠景は 筑波山の双耳峰である。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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