ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

九谷飯田屋赤絵の盃をもう少し(再掲版)

2024-02-09 09:15:45 | 工芸絵画骨董

 この前の盃とは形が違う馬上盃(冒頭写真)とぐい呑2個、いずれも飯田屋の赤一色に金が入る絵柄で人物像、秋草などの植物や山水図が幾何学模様と組み合わされて描かれている、伝統的な図柄で面白みは無いけれど。

 描きこまれた人物は誰かを見立てているはずだと思うのだが未だ調べてはいない、馬上盃を逆さにして写したのが次の写真で九谷と書き込みがある、外側は丸窓に秋草などでやはり主体は内側の人物などの図を飲みながら愛でることになろのでしょう。

                               

 あとの二つはぐい呑猪口で、左はやや大振り深めの細かい絵柄のものだが、内側はあっさりとしているからあくまでも酒を飲むだけを優先というべきか、右は内側の図はまずまずながら外側の蛸唐草はやや雑に描かれている、これだけはちょっとカケがあって二束三文であったが、僕は外側のこういうやや雑ながら伸び伸びしたタッチのものが好きだ。

                          

                          

 赤一色と金だけでこれだけ何でも描けるところがさすがと言うべきか、飯田屋は様式などでは共通にしたなかで個々の図では多様性もあるような、でも今様風ではない感じはしますね。

 

2009年10月からの補筆再掲です


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