くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

ニャチャン発ハノイ行き汽車

2018年02月23日 | Weblog

■ハノイに帰る汽車の時間は13時30分。あさ、ヴァン君にバイクでニャチャンセンターまで送ってもらい、まずインフォメーションセンターまで行く。まだ、早くて人がいないので海岸公園でたくさん体操やジョギングをしているのをぼんやり見ていたが、手持ち無沙汰なので太極拳を始めた。すると、それを見て中国系おばさんが一人まねし始めた。中国語でしきりと話しかける。多少知っているみたいで要請に応え、もう一度24式をくるかえすと喜んでいた。

インフォメーションセンターでバスマップをくれというと観光マップしかないという。郊外行きバスはかいてあるが、市内バスがない。なにしろ越英中露の4ヶ国語で書いてあるから見にくい事この上ない。まいっか。

日陰になりそうなベンチで座っていると、ギターとでかいアンプを引きずった男がきて前に座った。路上ミュージシャンらしい。うまい英語で話しかけてきた。仲間を待っているという。日本の歌を何か歌えという、例によって「上を向いて」を歌うとよく知ってるというがちと演奏が早い。じゃあヴェトナムの歌を教えてくれというと、チンコンソン(国民的作曲家)のGoiNang(Call on the san!)ではじまる曲を教えてくれたが練習するまもなく、かれの一族20人くらいがあつまってきてカラオケ大会が始まる。

彼はミュージシャンでもあり外国語が好きでいろいろな仕事をしていて、そして毎年サイゴンからテトは一家でニャチャンへ遊びに来る。そういえば数年前にハロン湾で僕に付きまとったあのおばさんグループもそうだったな。ホーチミンの富裕層のテト旅行のパターンのようだ。

例のごとく、どうして結婚しないんだ、という話になる。ハノイは気候が日本と同じだからいいのかもしれないが人はホーチミンのほうがやさしいぞ、、などと言ってくる、、、。名残惜しいけど時間が来たので駅に向かう。

列車は30分以上遅れたが乗り込むとコンパートメント席番号を間違えた。よくわからないが、車掌につれられて7番席に連れて行かれる。最初は言葉少ないオジサン2人。次がかわいい女の子をつれた太目のおばさんと学生風の男子2人がおじさんに代わり最上席に。そして声がでかく赤ん坊をあやすのがうまい話好きのおばさん。学生風の無口で太目の女子。最後に、中年の会社員風な男と、、常に6席は空くことがなかった。やはり、テトかえり列車は満員だ。最後に席は間違えたが白人の若者と褐色肌のいい女が入ってきたことがあった。フランス人かと思ったがブラジル人かもしれない車掌に連れられ別席に行ったが出会った外国人は彼らだけだった。

学生の友人で埼玉の日本語学校で5年になるという日本語のうまい男子がいた。僕は日本帰りのベトナム人をベトナムでサポートしたいんだと言うと「おねがいします」といわれた。よほど名刺を渡したいと思ったが機会がなかった。帰りはたくさん人がいすぎてゆっくり話すことも出来なかったが、人との出会いがある列車のたび、気に入っている。

コメント
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