川柳句集『あぶく』黒川孤遊(平成三十年六月二十九日 第一刷発行 飯塚書店)が全日本川柳協会主催の第12回全日本川柳文学賞準賞を受賞しました。
6月15日に第43回全日本川柳浜松大会 前夜祭で挙行された表彰式に臨みました。
なお、正賞は徳永政二さん(びわこ番傘川柳会・滋賀県)、孤遊さんと同じ準賞は赤松ますみさん(川柳文学コロキュウム・大阪府)でした。
『あぶく』の帯より(自選九句)
抱き合って骨の匂いをかいでいる
泣け笑え喜怒哀楽と踊らんか
ピエロにも鬼にもなれる貌を持つ
朝露がころころいくつもの命
三角形長い二辺をつい歩く
春画捨てきれず後期高齢者
立ち飲みで生きる意味説く客がいる
粉々に割れても光る記憶片
捨てた花きっとうらんでいるだろう
浜松大会上位句情報
写真は参加された石神紅雀さんからライブでいただきました。