春の七草は有名ですが、秋の七草を紹介します。
秋の七草とは、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ下記の2首の歌にちなんでいます。
秋の野に 咲たる花を 指折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 (万葉集)
萩の花 尾花葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなえし) また藤袴 朝顔の花(万葉集)
歌の中にある「朝顔の花」については、朝顔・昼顔・ムクゲ・桔梗など諸説ありますが桔梗が有力とされています。
女郎花(オミナエシ) 尾花(ススキ)
桔梗(キキョウ) 撫子(ナデシコ)
藤袴(フジバカマ) 葛花(クズ)
萩(ハギ)
写真提供:村上和巳 いわさき楊子
参考web:秋の七草とは?|秋の七草の由来や種類、覚え方 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
ファスナーの悲鳴は秋の季語ですか 丸山 進
季語ひとつすったもんだがありました 山倉 洋子
しばらくはあなたの季語を考える 大友 逸星
季語二万拾える祖国持ちながら 田口 麦彦
(三省堂 新現代川柳必携 田口麦彦[編]から)