第34回 句碑祭り水俣川柳大会 が開催
海を臨む会場から
歓迎のダンス
秋晴れの9月11日、水俣市の観光施設「福田農場」バレンシア館にて熊本県・鹿児島県の47名の柳友が参加して開催された。水俣市の水天山公園には、80基の川柳句碑があり、また湯の児温泉のホテルには、川柳噴煙吟社の初代会長大嶋濤明の句碑がある。
「太陽を満ん中にして皆んな生き 濤明」
この大会は、句碑建立を機会に始められ、両県の川柳家の交流の場でもあったが、主催者水俣川柳会の初代会長が亡くなってから途絶えていた。12年ぶりの開催となった。
午前中は、大嶋濤明「太陽を満ん中にして皆んな生き」と水天山公園の80基の句碑を巡るツアーが組まれており、参加者はそれぞれの思いで句碑に見入っていた。公園の一番高いところからは、海が望める。
パエリア料理の昼食後に大会がスタートし、6人の選者が披講。感嘆の声や笑い声も出て、順調に進んだ。各題の天賞に表彰状が渡された。会場はレストランであり、気楽な雰囲気の、楽しい大会だった。最後に天草を望む不知火海をバックに参加者の記念撮影があり、散会した。
コロナ禍に、感染拡大予防対策をしながら開催した水俣川柳会(入木田一寸坊会長から、新しく引き継いだ東宗飲会長)に感謝しつつ、また従来より川柳噴煙吟社も主催者になっていて、若干の応援をしたので、心に残る大会となった。
川柳噴煙吟社 徳丸浩二 (写真提供:北村あじさい 徳丸浩二)
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