確率的には 💊
とある歯科医院で、治療用の椅子が故障して動かなくなり、とうとう別の椅子に移動して治療を終えたことがあります。歯科医院の治療用椅子が動かなくなる確率は0ではないことだけは確認しました。
確率といえば、私は毎日2種類の錠剤を飲んでいますが、ある時テーブルの上にパックからつまみ出した錠剤を無造作に放ったら、小さい方の錠剤が立ったのです。妻を呼んで自慢したら、妻も何度か立ったことがあるとかで、拍子抜けしたことがあります。
こうなると、錠剤の立つ確率、雨の確率、コロナ感染の確率、明日死ぬ確率など余計なことまで思いが飛躍します。そう言えば、10数年前に生検を受け「このステージだと癌が見つかる確率は20%です」と言われ、「見つからない確率が80%ですね、その時は?」と質問したことがあります。その時は「場所を変えてサンプルを採取します」と医師が答えた事を思い出しました。結果1回目のサンプルで癌が発見されました。
術後10年が経たこの頃になって、時々立つ錠剤の処方と相成ったのです。
さて、私達の使う確率という言葉はとてもあやふやな基盤の上に立っています。確率が数%でも99%でも100%以外なら、当人にとっては五分と五分の丁半勝負になってしまうのです。妙に投げ遣りな結論ですが、話が歯科医院の椅子の話からなので、奥歯に物が挟まったような終わり方も確率的には有りでしょう。
明日あれと思う夕凪秋暑し・・・しろ猫
byしろ猫