
今日も暑い日で、さいたま市の観測点で35℃まで上がったようです。群馬県の館林の観測点では39.3℃!まで上がったようですが…。
これだけ暑い夏休み前の平日でも、1日の中での最大(ピーク時)電力は4,500万kWぐらいで、東日本大震災前の約6,000万kWぐらいと比べると、安定的に20%程度減ったようですね。過去の最大電力等はhttp://www.tepco.co.jp/corporateinfo/illustrated/power-demand/peak-demand-daily-j.htmlで見れます。

何が変わったことで、20%もの削減になったのでしょうか。年間の販売電力量http://www.tepco.co.jp/corporateinfo/illustrated/power-demand/electricity-sales-03-j.htmlを見ても、明らかに10%程度減っているようで、高圧契約の施設等がその10%程度の減に貢献しているようにみえます。
震災を境に変わったものは何なんでしょうかね…、ちょっと推測できません。企業活動そのものであれば、景気に左右されそうに思うのですが、リーマンショック後の2009年と比べても、震災後の方が明らかに電力需要が少なくなっています。一律10%削減(でしたっけ…)に取り組むという対策の、結果そのものなのですかね。

普通に考えると、震災後、電力需要の減少分の値上げがなければ、東京電力の売上がその分減少したことになりますが、東電の2015年3月期の売上高は若干伸びているようです。一方で、昨年度までに、廃炉等の対策費に約6,000億円費やしていて、そのうち約4,000億円を国ではなく東電側が負担をしているhttp://www.asahi.com/articles/ASH3M4285H3MUTIL01G.htmlというような記事もあります。そう考えると、廃炉に関するの費用負担には、東電の売上は減ってはいけないように感じるのですが、今後、我々はどう負担していくのでしょうかね…。
