♪句あれば 楽し ♪♪

独りよがりのおしゃべりを綴っています
photoと575で、私なりの世界を作りたいと思いつつも・・・

運命

2016年08月29日 | Books
我が指は菓子を選んで迷うなり我が運命をにぎるものとは


 (わがゆびはかしをえらんでまようなりわがうんめいをにぎるものとは)


相模原の障害者施設でおきた事件

女優 高畑さんの息子さんの事件

そして 埼玉東松山市の少年殺害事件

悲しい事件が続きます

相模原事件の後、こんな本 読みました



他人と共感出来ない人
聞き分けの無い人が身近に居るものですから、参考までに読んでみようっかなって


何故、一連の事件の犯人、容疑者と呼ばれる人が、出現するのか
とある小説を読んでから、そんなことに興味を持つようになりました
ある友人は「そんな星の下に生まれたんやねぇ」と言う

星  運命ってことかしら  



うちには、子供が居ませんが、親と子
遺伝のこと
環境の事
人間形成でどのようにかかわっているか ? 
原因があるから結果があると、 わたしは、思っていた

この本では、様々なケースを元に、数値も示して現実の事象を示してあります
ページを戻ったりしながら、悪戦苦闘して読破いたしました
まあ 姑が、お昼寝している間の読書ですけど


相模原事件の時、犯人の親御さんは どのように子育てしてきたんだろう
また、事件の後 どう思っているのか
全く親の影が見えない と疑問を持ちました

しかし、どうも、親の躾け云々の前に それを受け入れられない人格があるようです

その原因が 遺伝とも言い切れず
環境が 悪いだけだとも言えないらしい

興奮(心地よい満足)に至る程度が 一般の人より高い所にあるそんな人格の人は
どうもやることが 極端になるそうで
平たく言うと、ちょっとのことでは、感動なんてしない性格の人
興奮を得ようとすると、エスカレートの行きつく先が 大きな事件になる場合もあるとか
気持ちを抑えきれないらしい

その一方、名を成した芸術家、科学者 文学者には、自閉症を患っていた人も多いと聞きます

どのベクトルに方向を取るか 
それは、自分の意志を越えたものかも知れない


結局 友人の言う 星  なのかと思った


親として 子育てで気をつけねばならないのは、
東松山市のような事件です
昨年は川崎でも同様の事件がありました
実際 同級生の息子は、集団暴行が原因で10代で命を落としました

グループ内で気持ちがエスカレートしてくると、自分は、悪い事と気付いても
その仲間から抜け出せない恐怖です
命を落とした男子以外に関わった少年たちも、現実にはある意味被害者になりました

自分の子供が、どのような仲間と遊んでいるのか 親は、常に把握していく努力は必要でしょう


結局 貧富の差が、環境の差を作り、貧困層に残る人は、良識の人では、浮き上がってしまい
そこで暮せない それで 不道徳な人間にならざるを得ない
そしてその地区に住む人の評価が、下がる・・・

その一方 知的で心豊かな人が集まる場所で暮らすようになると、不道徳なことをしては
阻害されるので、犯罪とは縁遠く暮らしていくことが出来る

そしてその格差が広がる・・・と言うようなことも記してあった

その現実にどの様に対応するのか
人権の問題もあるから 答えを探すのは 難しいことです

まあ それぐらいが、口に出来る範囲でしょうか

興が乗って来ると わたくし、少々文章が過激で危険に走りますので
何度も読み返して やっとupです



初版が、今年の4月で 7月で もう10刷ですって
意外とこんなことに興味を持っている、多いのですね


独りよがりな呟きです
微妙な問題なので、コメント欄は、ロックしておきます


「吹き寄せ」 東京のお土産に頂きました
さらっと美味しいお菓子でした、想像以上よ
甘すぎるお土産より、こんなお菓子が嬉しいこの歳でございます

 わたしのPCだけかしら
    なんかブログ編集が、重たいように思います




歴史に教わる

2015年08月20日 | Books
      まやかしを天地が知りぬ歴史かな


       ( まやかしをてんちがしりぬれきしかな )


姑の病院付き添いdayは、読書day

今回、磯田道史著「歴史の愉しみ方」を読みました
<武士の家計簿>って映画が、ありました  (わたしは、観ていませんが)
その映画の原作を著した方だそうです

病院で読むには、小説では無く、こんな短い記事の方が、良いんです
夢中になっては、姑のことが、疎かになるから

中に掘り出し物の面白情報が、あります



江戸時代、伊賀忍者の住居は、今の東京原宿表参道あたりに在り
甲賀忍者は、神宮球場の場所に屋敷街があったそうだ
忍者の頭のお屋敷は、ヤクルト球団のクラブハウスのある場所とか


さて、特に記憶に残ったのは
昭和15年2月2日、支那事変も勃発、気運は太平洋戦争へ 向かおうとする時
兵庫県出石出身の衆議院議員、斉藤隆夫の国会での演説について記したページ

「政府軍部の進める大陸政策はおかしい
戦争の目的もはっきりしない と指摘し
「国家百年の大計を誤ることが、あったならば、現在の政治家はししてもその罪を
滅することは、出来ない」
と叫んだそうだ (本書の中から引用)
この部分を呼んだ時、思わず「そのとおり!!」ってつぶやきました、 わたくし

安倍さんはじめ、安保法改正を急ぐ政治家さんに読ませてやりたい


それと、地震活動期に暮すってことに関する部分です
今、日本領土のあちらでも、こちらでも噴火の恐れがあるということで
そのうちの幾つかでは、住民が批難したりしています
古くからの資料を読み解くと、400年くらいで地殻変動が活発になる
時期が巡って来るのが、分かるそうです

1150年前に東北を地震が襲った後、18年後に南海東海地震が起きたという史実があります
その後、日本中が地震活動期になって、九州の霧島、続いて浅間山が噴火
近畿で、大きな地震が起きたそうです
5年後、岩木山と伊豆大島が噴火
ああ、それからのこと、興味を持たれた方は、この本を読んでください

病室で読みながら鳥肌が、立ちました

公開は、されていませんが、現在、日本の原発のある場所の殆ど、地震も津波も経験してない
場所は、ないのだそうです

ここからも都合の悪い情報は、ひた隠しにされているのだと疑うことが、出来ます


歴史から、冷静に教えられることが、あると思います

地震予知連も、数値ばかりを追うのでは、無く
古き時代から、知ることもあると知って欲しいです
メンバーの中に、何人古文を読み解ける人材が、居るのでしょう

地震予知に古文書を活用する・・・ 如何でしょうか この案









あいまいな世界

2015年05月27日 | Books
   花海芋中に落つれば戻れまい誰とも会わず諍いもせず


 (はなかいうなかにおつればもどれまいだれともあわずいさかいもせず)


姑の入院している施設で、ちょっとしんみりする場面に遭遇しました
姑が、お風呂に入れてもらっている間に、わたくし、その階の食堂(?)で休憩しておりました

片隅で一組の車いすの入院患者と理学療法士らしき女性が、おしゃべりしたり、歌を歌ったりしいる
これもリハビリの一環なのでしょう
新聞を読み聞かせしている時もある

懐かしい歌を歌っているのだが、それが、”上を向いて歩こう”
”高校三年生”、”真っ赤な太陽”
まさに私の時代の歌ばかり

    ・ 
    ・ 
    ・

ってことは、わたしとは、そう年齢も変わらない人ってことですヮ
その階の殆ど人は、胃瘻をつけていると聞いております
もう他人事では、無い年齢にある私なのだ・・・ と改めて実感したのでした

・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・

病院の帰りは、打ち合わせ帰りの連れ合いが、迎えに来てくれて
トラックで戻って来ました
途中、車の通行量も多い交差点に差し掛かりましたら
高齢者の運転する軽自動車が、対向車線から右折しようと頭から突っ込んで来ました

うちは、直進です  信号は、青



 連れ合いは、おっとりしているから、直進でありながらも
 停まりましたけど
 あれ 若い人の運転だったらスピードも出ているだろうから
 事故になったのは、必至
 そのおじいさん2車線を強引に突っ込んでいきました
 こりゃあ、事故の巻き添えになるかも って覚悟してました
 行き過ぎたおじいさんの車の後ろは、ボコボコでした
 大胆なおじいさん
 ありゃ、事故を起こすのは、時間の問題です
 家族の方、気をつけてあげて欲しいな
 今まで運で運転してきたんだろうなぁ 怖ッ  




・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・     ・

姑の付き添いには、行っています
義妹が、納得しないものですから
本人は、問題が、起こって後、行っていません
彼女も姑もお互い淋しい思いをしている様子です
でも、仕方ありません

姑が眠ってくれると、読書タイムです
こんな本、見つけました
以前からこの症状について、勉強したかったのです  



 タイミングです  とても、参考になりました
っていうか、今の状態は、きっと良くは、ならないだろうなと分かったのです

ただこの本の著者は、お勤めもし、家庭も持って、社会と関わっています
そして数々のトラブルを経験し、自分の問題をちゃんと認識出来ています
病院へも通ったみたいです
しかし、義妹は、自分にも原因があるとは、全く思っておらず
相手を言葉きつく攻めるばかりです
周囲の人も、教員をしていたものですから、まさかそんな傾向にあるなんて
思いもよりません
誰も、ただの”気まま”と思っていましたから

深刻な障害では、ありません
事を成した方も抱えているケースが、ある問題です
こちらが、どんな風に付き合えば良いかです
姑の為だから、必要以上のクレームや指示は、止めて欲しい
これだけ、守ってくれたら、それだけでよろしいのよ

この本は、昨年の8月が、初版で平成27年の2月が、11版
意外と、同じような悩みを抱えている人って多いのかも 
読んだ後、嫌な気分では、なかったです
腹括ったゾ~~ 





読んでみたら

2015年03月29日 | Books
      花咲くや色即是空あおき空


       ( はなさくやしきそくぜくうあおきそら )


実家は、真言宗
曽祖父のお葬式、 わたしが10歳の時でした
以来、家族や親戚の葬儀、法事で何度も、聞いて
凡そ、他人についてなら、唱えられる
でも、諳んじているからと言って、教典を見ず唱えるは、はしたないこと
ちゃんと経典の文字を追いながら、唱えるのが正しい
それも、聞こえよがしに得意気に唱えるもので、無く
他の人と、そろえるべし と云うことです

実家の方では、地域の付き合いをするには、お経を唱えることは、必須です
昔は、月ごとに、家を廻って、仏様にお経を唱えていました
その後、お茶菓子を頂きながら、おしゃべり

法事では、隣組の代表が、般若心経をリードしなければ、なりません
最近、代替わりして、出来る人が、少なくなりました
さて、 わたしはと言うと、リードが出来るまでは、到達しておらず
般若心経のブレスの場所が、 わかりません
言葉を何処で切るのかが、・・・
父から貰った経典にも鉛筆で薄く、印が、付けてある

親戚の間では、歳からして母が、リーダーになる場合が、多い
で、ふと思ったのです
わたしも、もう少し、馴染んでおかねばならぬ  と
上手な従姉は、いるのですが、そういう時、何故か彼女に事件が、起きて参加できない事も多いので
ピンチヒッターが、必要です




ある日、本屋さんで、お目当ての本が見つからず、手に取った「般若心経の本」
読んでみようかな
意味を説いてあります

姑の付き添いは、彼女が寝ていれば、読書タイムに最適です
その枕元で般若心経も如何かと思いますが、カバーをつけて、読みました

概ね、ぼんやりわかりましたが、「般若」って複雑です
わたしは、「般若」と言えば、お面が、浮かび、嫉妬とか怒りを言うのかと思っておりました
違うんですね

じゃあ「般若」って何 ? と尋ねられても、一読したくらいでは説明できない深~~い言葉なんです
持つべき「智慧」、人間としての有り様とでも言いましょうか

そりゃぁ、お坊様は、高野山で厳しい修行をしてこそ得られる心の世界ですもの
わたしが、そんな簡単には、申し上げられません

”色即是空”って、恋愛で執着するなっ、嫉妬するなって事かと理解しておりました
とんでもありません
「自分のこだわりに執着するのでなく、矛盾を受け入れろ」ってことだそうです  ≪恥ずかしい≫

でも、読んでいると、心地よいものですね
他の人のも、読んでみたくなります
実家の本棚に「寂聴さん」の解説本が、あります
今度は、あれを読もうと計画しています


なのにである
先日「枕元に立って、言いたいこと言ってやる」なんて書いてしまいました
読んだこと、身についていません ね

大体、どの宗教でも、宗教的な場所に行くと、鳥肌が、立ちます
宗教ってあり方自体に心癒されるのでしょうか ?
これって私だけ ??



次回は、写真のもう1冊の本について、と致しましょう







瑞気

2014年04月12日 | Books
      春ショール欲しいと言えぬ背中かな 


 ( はるしょーるほしいといえぬせなかかな )


久しぶりの投稿です

姑も、やっと胃瘻に慣れ、系列の介護施設に転院出来ました
慣れない場所に移って、興奮するかと案じましたが、
意外と、爆睡です

病院では、若い看護婦さんや医師が、入れ代わり立ち代わり来るので
興奮したのかしら?
今の施設だと、職員さんも少し歳を重ねた女性が、多く、声も落ち着いています
カーテンや、タオルケットの色もシックですから、
付き添っている私まで、直ぐ眠くなるのです

義妹が、一々、細かい事を職員さんに確認(平坦に言えば、いちゃもんをつける)するのに
私が、気を遣ってストレスです


前病院では、母が、眠っている間はデイルームの本棚から本を借りてきて
読んだりしておりました


 日本人だけが知っている 神様にほめられる生き方 


                         春日大社宮司  岡本彰夫著


こんな本も読んでみたくなったのも
精神的に弱っていたからかも知れません




軽い文章と、特に、各タイトルに添えられた言葉に惹かれました
「瑞気」って言葉にも興味が、湧きました

「瑞気」って「めでたい雲気。めでたくこうごうしい雰囲気」を云のですって
「雲気」とは、「運気」では、ありません
自然に感謝しつつ、万物からエネルギーを貰うってことでしょうか
日本ならではの、古いしきたり、風習の由来を解説しつつ、日本人の人となりを
読み解いて行きます
日本人の勤勉で、気長な性格は、農耕民族であることが、大きな要因かも
ほぼ、単一民族で国を形成していることも穏やかな国民性を育んだのかもしれません

最近、合理性ばかり追求されますが、昔ながらのしきたり、風習は、その瑞気を
強くする力があると記してあります
田舎の母など、丁寧にいろんな神様に感謝するお祭をしている
反省させられました

超気ままな義妹に読ませてやりたくて、病室の目につく所に置いておいたけど
読んだ気配は、ありません  


 もう一つ、NHK「今日の料理」3月号のテキスト
見つけました、あの、吉野屋の牛丼を再現するレシピ
もう30年以上前、3度ほど、食べたことがあります
以来、長い間ご無沙汰です

今は、「すき屋」の方が、人気なのでしょう
そちらは、行ったことが、無くて
吉野屋の味しか、知りません、

栗原さんのレシピをメモして作ってみると 







 白ワインを使うのが、ポイントです
吉野屋の味に似せる為に、お酒を用いたり、色々試しましたが
白ワイン は、思いつきませんでした
ワインは、使うとしたら、洋風、シーフードの料理をする時かな
和風にも使えますね   大・発・見

 美味しいひじきを沢山頂きました
水で戻すと、増える、増える
1年分は、優にありそうです

                         

今晩は、少し冷えてきました
花冷え~~って言うほどでも、ありませんが
薄い上着か、軟らかいショールが、欲しいところです

強いようにみえて、頼りたい気持ちを隠していることもあるのです
ふと、肩に触れられたら、倒れ込んでしまうかも知れません
誰かの胸に

そんな気持ちの時、手に取った本に添えた575でございます