梅雨に入る長編本を二三冊
つゆにいるちょうへんぼんをにさんさつ
連れ合いの通院に付き添い始めた頃 時間つぶしに 週刊誌を読んだりしてましたが
眼科は 余りに待つので 週刊誌では 待ち時間が余る
短編集の文庫本を読んで、時間をつぶしたものでした
今は 付き添う必要もなくなり
このまま読書から遠ざかると もう本を手にすることもなくなるかもと考えるようになりました
長編小説を読む機会は 最後かも
ずっとアナログで生きてきた人生
本を選ぶなら やはり本屋でページをめくって決めたいものです
ところが 近所のツタヤさんは、 レシピ本なら たくさんあって楽しいのだけれど
小説は、 若い人向きで せっかく求めても残念なことが 多い
高校生の頃から馴染んでいた島の本屋さんで、意外と良いのが 見つかるのです
当市のターミナルにある「丸善」も探しやすいのですが、そこに居ると何故か 用事が掛かるんだ
そうなると・・・
昔ハマったことのある松本清張の 「帝銀事件」を読むことにした
彼の作品 並んでいる数が 少ない(50年前とは、比べようもない)
生まれる前とか、物心がついていない頃の事件
何度か ニュースなどで 触れては居るけれど 詳しく知らない事件がいくつかあります
そんな事件のいくつかを考察した「日本の黒い霧」を読み始めた
これは 若い頃 読んだけれど 内容を理解しきれてなかった
この年齢になって 読み返すと 分かってきたことも多い
丁度 読み終わった後 NHKでも 帝銀事件と国鉄下山事件のことを取り上げていて
映像で見ることが 出来たので 理解は 進んだ
事件の奥は 深い闇の中だったと知りました
もう一度挑戦したいと思っていた三国志でも読んでみようかと探してみたけど
もう吉川英治さんのコーナーなんて 今は無いのです
そこで うばゆり3さんが 愛読されている葉室麟さんの短編集をやっと見つけ、一冊購入
「不疑」は 最後におさめれられたお話の主人公の名前、中国のお話です
葉室さんは 元新聞記者だっただけあって、どのお話も その場に 私も存在しているかのような臨場感でした
中に 織田信長のお話が あるのですが わたしも 彼と一緒に夜空を見上げているかのような気持ちになりました
確か 松本清張も 苦労を重ねた末 新聞社で書生をしていたことが あったそうです
余談ですが、「帝銀事件」は 彼のごく初期の作品です
漢字が少なくて 読みにくかった
どっちの漢字(意味)?とつっかかることが何度か でした
そしてですわ
何を血迷うたか
次の小説として超長編 「項羽と劉邦」を買ってしまいました
読み始めた以上は、読破するぞ
意外と読みやすいです
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