昭和人守りに入りて悴めり
( しょうわびとももりにいりてかじかめり )
昔は、トゲトゲの外皮で、そこらじゅう引っ掻き回すように
生きてきましたけど
歳を重ね、今はトゲトゲの外皮に守られていたい気分です
気弱になったなぁ
って思っている昭和生まれは、きっと多いでしょうね
田舎の畑に野菜を採りに行った時
あちこちに可愛い実を見つけました
高さは２０ｃｍ前後
何でしょう？
父が誰から貰った物らしいが、
名前が判りません
どんな花が咲く？
記憶がありません
何でも、「牛に食べさせてはいけない」とだけ
言われたそうです
掲示板さんにお世話になりました“ナス科のチョウセンアサガオ属（Datura）のどれかの果実です”と
教えて戴きました
人間にも毒だそうです
私がいつも参考にしているお花のサイトによると
エンジェルトランペットに似た花が咲くとありました
その旨を記して、お礼を返信いたしましたところ
更に詳しく教えてくださいました
エンジェルトランペット：
以前はチョウセンアサガオ属に含まれていたが
今は、キダチチョウセンアサガオ属に分けられているとのことです
キダチチョウセンアサガオ属は低木または高木で、花は下向き、
チョウセンアサガオ属は一年草または多年草で、花は横～上向きとのこと
と言う事は、１０月２５日のエンジェルトランペットは、キダチチョウセンアサガオなんです
そういえば、上向きに咲いている白い大きなアサガオを見ます
それが、マンダラケとも呼ばれるこの実のなる花なんですね
因みに、葉や種子にはアルカロイドが含まれ
江戸時代に華岡青洲が全身麻酔による手術を行ったときに使用した
「通仙散」の主成分のひとつだそうです
有吉佐和子さんの小説の中で家の周りに咲いている白い花ってこの花だったんだ
それと、エンジェルトランペットは、
夕方から夜、臭いが、きつくなるそうです
