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マヤコフスキー

昨日「ロシア・アバンギャルドの絵本展」に出かけました。マヤコフスキーの仕事も、ありました。現在の視覚デザインの基礎を作った芸術家達が、子供達のために、活き活きとした仕事をしています。

マヤコフスキーは、ロシア・アバンギャルドという「芸術の革命」が、レーニンからスターリンへと引き継がれる中で変質した「政治の革命」に圧殺される前に自ら死を選んだことで、逆に「共産主義の英雄」へと祭り上げられた詩人です。

死んだ詩人はもはや詩を書かない。

今日の新聞で、ロシア・北オセアニア共和国のテロ事件で、犯人が人質を「処刑」していたこと、そして、その行為がマヤコフスキーの肖像画が掲げられていた部屋を特に選んで行なわれた事を、知りました。

イスラム教徒の武装集団は旧ソ連時代に宗教を弾圧した共産政権への反感を抱いており、この教室を見つけて特に処刑の場所として選んだものと見られる(朝日新聞記事)

・・・憎悪という感情の闇が払われん事を、ただただ祈るのみです。
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