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マレ=ステヴァン LOVE!!


上野の東京都美術館で開催されている「アール・デコ展」に行ってきました。
アールデコの全体像をキチンと見せようとまじめに取り組んだあまり、
やや薄味になってしまった様な気もしないでも無いですが、
楽しい展覧会であることには間違いありません。

で、図録がなかなか良くできていて、参考図版も充実しているのですが、
そこで気になったのが「マレ=ステヴァン」という建築家。
アールデコとモダニズムの間の曖昧なところに位置するデザインのせいか、
なんとなくこぼれてしまうことも多いような気がするヒトです。
(今回も出展なし・・・近々フランスで回顧展があると言うのを何かで見たような気がするのですが。)
でも、当時は売れっ子ですし、個人的にもツボなデザイン(←リンク先の下のほうを見てね)なのです。
そのステヴァンが、図録にこっそり登場していました。
一つはレンピッカのアトリエの写真で、設計はステヴァンとの説明。
もう一つは、25年博の庭園で撮られたモード写真ですが、
背景に写っているヘンテコなコンクリート製のオブジュエから、
ここがステヴァンがデザインした庭園である事がわかります。
(なんて偉そうに言っていますが、先だってご紹介した「TheGardenBook」で知ったばかり)

回顧展、日本に巡回したりしないかな~。

注)写真は横浜にあった渋ビル・ヘルムハウスの階段室。アールデコな金属レリーフも素敵でした。

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