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甲村記念図書館を求めて

村上春樹さんの小説「海辺のカフカ」に、
主人公のカフカ君が居候することになる「甲村記念図書館」という私立の図書館が登場します。
これがなかなかにふるい建物マニアの心に触れる物件なのですが、
作者自身が「高松にモデルとなった建物はない」と「少年カフカ」で明言しているので、
残念ながらこの素敵な建物を火曜の午後に訪問して、見学コースに参加する事はできません。
でも、なんか近い雰囲気のところはないのかな~、と思ってネットで検索してみたのですが、
村上春樹ファンと近代建築ファンはあまり被らないのか、熱心にモデル探しされた形跡は発見できず。
とはいえ、いくつか関係する情報が拾えましたので、纏めて見ました。

「甲村記念図書館」
ズバリ、甲村記念図書館のHP。
この際外観写真は求めないので(笑)、蔵書検索とかで遊べるようにして下さると嬉しいのですが。
「イメージの中の甲村記念図書館」
「サロン・ド・カフカ」というファンサイト内のページ。
著名な近代建築が数件挙げられていますが、全体的に私とはテイストが違うかも、です。
「旧鎌田共済会図書館」
「少年カフカ」に、地元高松のTVで「ここがモデルとなった図書館です!」と紹介されていた、
とのメールが掲載されていた建物です。
T14年竣工のなかなか洒落たRC造の建物で、坂出市立図書館だった時期を経て、
現在は鎌田共済会郷土博物館になっていますが、
博物館になった際に内部は大改装されてしまったようです・・・。
(因みに鎌田共済会というのは、お醤油関係の団体らしい。)
「芦屋市立図書館打出分室」
戦前の石張りの重厚な洋風建築。
もと大阪にあった明治期の銀行建築で、芦屋に移築されたと解説されているのですが、さて・・・。
こちらのBLOGさんの情報によれば、「不思議な図書館」のモデルはここ!のようです。
「早稲田大学演劇博物館」
「少年カフカ」の中で、母校にある演劇博物館内の図書室が、
村上春樹さんの好きな図書館として挙がっておりました。

皆様も「ここぞ」と言うところがございましたら、是非お知らせください!




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