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トンガリとほんわか@装飾系


夕方は明日からパナソニック汐留ミュージアムで始まる
「今和次郎 採集講義」展のオープニングに。
考現学の原点としても有名な銀座の風俗調査の
あの有名なイラストが立体化されていました!(大笑)
小さなスケッチがいっぱい展示されているので
全部を丁寧に見ていくと結構体力が要りますが、
ある意味昆虫採集の標本を彷彿させたりもして、
「採集」講義とはなかなか面白いタイトルをつけたものだと思いました。

ところでこの展覧会、青森県立美術館から巡回してきたんだそうですが、
実は私、かの有名な青森県美に行ったことがありません。。。
色々話題になった展示室ですが、この展示であれば面白かったかも?
時期的にも岩手までしょっちゅう行ってた時期なんで、
知ってたら無理して足伸ばしたのになぁー。
南伸坊さんと中村弘文さんの対談の会場はなんと弘前中央高校講堂だったというし。
(前川國男の設計です、あまり知られていませんが)
ちょっと残念。

夜には某職能団体の会議があるので表参道に移動、まずは大坊でコーヒー。
その後、重森三玲展の講演会のチケット購入を兼ねてワタリウムに寄り道。
三玲の石への姿勢はジャコメティの彫刻のように禁欲的に感じられますが、
庭全体、あるいは襖などのインテリアはクリムト的な装飾性も感じます。
とはいえ気分としては常に切れ味鋭い感じで、まさに「モダン」としか言いようがない。
不思議なお方です。。。
柏木先生の講演会の最中だったんで4階には入れませんでしたが、
東福寺の「北斗七星の庭」と「小市松の庭」の再現展示もあり、
(実物とは違う高さ・アングルから体験できるのもなかなか面白い)
以前汐留でやった時とはまた別の面白さのある展覧会です。

どちらも必見、どちらも3/25まで。
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