森繁久弥さんが10日、96歳でなくなられました
森繁久弥さんに私個人としての思い入れはないのですが、
ファンである西田敏行さんにとっては、とても大切な方だと思っている
ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」の「テヴィエ」役を19年間演じ、
初演は67年で単独主演上演900回という記録を達成されています
で、その後を3代目として、引き継いだのが西田敏行さんなんですね
以前、ある番組で西田さんがおっしゃってましたが、
1976年(耕史さんが生まれた年ですね)~1977年(西田さん29歳)
「三男三女婿一匹」で森繁久弥さんと共演、泉ピン子さんと夫婦役でしたが
台本を覚えて行っても、台本にないことばかりを森繁さんが二人に振られる
「覚えて行っても、意味ないじゃん」と覚えて行かないことにしたと
そのときのエピソードを話されていました
しかし、良い意味で二人をいじってくれ、とても勉強になったとも言われていました
実力のある役者だと見抜かれたからの、森繁さんの愛あるいじくりだった
のだと思います
当然現在の西田さんの実力と位置をご覧になれば、森繁さんの目に狂いがなかったと思います
毎週日曜日、NHKラジオ第一のPM10:15~10:45『新日曜名作座』に
2008年から語りで、竹下景子さんと二人でされています
以前、ブログにも掲載しましたが
これも50年にわたり「日曜名作座」として森繁さんと、加藤道子さんのコン
ビで続けられていたが二人の高齢化で2003年以降は再放送されていた
西田さんも出演には、いろんな意味で、ずいぶん迷われたとおっしゃっていました
声だけで何人者の声分けをして演じるわけですから、大変です
西田さんの深みのある声は耳心地がよく、引き込まれてしまいます
後は、西田さんにも森繁さんのように、健康に気をつけて、長生きをしていただきたいものです
『新日曜名作座』への意気込みにも「命ある限り、この仕事にまい進して
まいりたい」とおっしゃっていましたしね
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