近所の白木蓮が満開になった。
無数な白鳩が泊まっているかのように。
白木蓮が大好きだ。
人生の大半を裏社会と刑務所で過ごしてきた男の再出発の日々を描く映画を観てきた。
俳優の役所広司さんが裏社会にいた人間を熱演。これまでの役とは、またひと味違った好演技だ。
男は真面に生きようとしても、なかなか社会に馴染みない切ない話し。そこに人情味もあり、胸に沁みる。
日本ではどのような職業の人でも、ほとんどの人は礼儀良く、都会と地方の教育レベルもさほどの差が感じないのだ。
ところで、激変の波にのまれる中国情勢では、中国エリート層の面々が、かなりの階級意識を持っていることに、最近私は驚いた。
貧困差や教育の格差が顕著に現れた中国社会においては、階級意識までと根付いてしまったことに、なんだか落胆したような気分だ。