連日の雨の後、玄関先の鉢植えから救った小さな命。弱っているはずなのに、薄暗い部屋に明かりを点してくれました。不思議なパワーをもつ天使です。
茶の湯の世界に、花所望(はなしょもう)という言葉がある。それを知り、色々と思いを巡らせました。
亭主が客に所望して、茶花を生けてもらうことだといいます。
最も季節感を味わえる作法の一つ、茶花を生けること。その楽しみを茶室にいらっしゃる客に譲り、花を通して客をもてなします。
なんて素敵な発想だと感心しました。
そこには、主人が客の花生けの腕を認め、客への敬意を払う意味もあるのではないかな。
文字「花所望hua1 suo3 wang4」は、中国語的な構成のようにもみえます。響きがとても美しく、気に入りました。