赤木明登(漆師)、内田鋼一(陶芸家)、長谷川竹次郎(錬金師)。作り手三人が長年にわたって蒐集してきた骨董が一堂に両足院で展示されました。
掌にすっぽり収まる小さなものもあれば、両足院の庭を背景に、しばらく眺めていたい大きなものもあります。
古代中国の品からインカ帝国の物まで、芸術家達の目に止まるものは、どれも遥か昔人類のご先祖が営んだ品々ばかりです。
ここでもキャプションを一枚一枚丁寧に書かれています。お宝と出逢ったときの心境、古人の営みから想いを馳せ、やがてご自分の作品の営みへとつなぐ。コレクションとともに、キャプションも一枚ずつ愉しめました。
内田鋼一さんのお碗、以前とあるギャラリーで一目惚れ。手に入れたいというよりかは、その作品を作った人物像を想像できた事に、とっても満足しました。