て、温かな日になりましたが、、、。
雨が上がって、霧が出ました。
全てのものが霧に飲み込まれてしまった様に、
重く息苦しさの感じられる朝でした。
飛び交う小鳥達だけが俊敏さを忘れず、活気を漲らせて鳴いていました。
◇雨の日は殆どの野生が休眠する為、森は静かなたたずまいになって、落ち葉に当たる雨音だけが比較
的大きな音で響きます。
人に飼われている犬達も、体内時計は休眠を指示して睡魔を覚える様です。静かに、終日良く寝ます。
雨が上がるのを待ちわびた様に、腹を空かせた野生が動き始めます。
人間の目につくのは、小鳥達が一番早くに感じます。
十分に睡眠をとった犬達は、空腹を我慢できないようにいつもに比べて早めに起き上がり、排泄の意思を
伝えます。
雨上がりの晴れた日の一番の給餌は、ガツガツと食器に歯を当てる様な勢いで音を立てて一気に腹に収め
ようと飲み込んでいます。
Wan達の眼の力に負けて、朝の給餌量は普通に比べていくぶん大目に与えているのでしょうか。
こんな日の給餌の後に飲ませる水は、温めのお湯を幾分大目に与えるようにしています。
◇文四郎君が、きのうの写真を送って来てくれました。
昨日来る予定でしたが、雨のため来られず、マットの張り替えやシャンプーをしたそうです。
雨の日のシャンプーは、成長ホルモンンの分泌を促すためにはうってつけのアイディアでしたね、、、。
◇午前中は葬儀に出たためお相手出来ず、Wan達はたっぷりと寝貯めした様です。
向かって左から、ロビン・キャップ・ハリー・タイガー
◇午後の最終組では、牡達四頭の気晴らしにお付き合いしました。
年明け早々に仕事の決まっているジャックは、別メニューで身体を動かし既に休んでいます。
寒くなって、カロリー消費の増えたWan達への給餌は高カロリーのものを中心に、5%~10%~15%と増加
しています。
犬舎内を温かめに保っておくと、Wan達の体調管理は万全となります。
それにもまして、ケージを覆うラブリーテントを使うようになってからWan達の管理は更に万全となりました。
個々の犬の体温が程良くケージ内の温度湿度を保ち、Wan達にとって過ごし良い環境となっている様です。
大きな気象の変動があっても体調を崩す気配が感じられないので、飼育の為の作業はとても楽になりました。
左上ロビン・右上タイガー・左下キャップ・右下ハリーの「押しくら饅頭」遊び。
ロビン~タイガー~キャップ~ハリーは、男のくせに良くしゃべっています。
他愛のない事なのでしょうが、何をしゃべっているのか判ったら面白いでしょうね~。
大きくなったタイガー、父親ロビンとそっくりな体形とバランスになって来ました。
◇ドライフードの事
仔犬用高カロリーフード
◇私が使っているWan達の食べ物(主食)は、N社のドライフード一本槍です。
十数年同じ物を使っていますが、問題を起こす事が一番少ないフードとして好んで使っています。
日本では後発の部類に入り、余り宣伝もしないのでメジャーとは言えませんが優秀なフードで有る事は明らか
です。(製品の製造工場は、北米#1の会社です。ここ数年はヨーロッパ市場に活発に進出し、イギリスでもス
ーパープレミアムフードとして見掛けられる様になって来ました。)
ブリーダーとして多くのWan達を健康に飼育するには、シンプルな給餌に尽きると思っています。
同じメーカーの安定したドライフードの中から、カロリーの違いによる数種類を上手に組み合わせて使う事が、
Wan達の飼育には最良の手法なのではと考えています。
飼育環境と、飼育目的(狩猟犬として飼う・使役犬として・ドッグショーを楽しむ・各種競技に参加する・ペットと
して等々)によっては、多少の添加物(サプリメントやスープ、乳製品等)を加える事がありますが、ベースはあ
くまでも良質なドライフードです。
◇良質なドッグフードを使用する事により、飼育のスキルに隔たりを無くすことが可能です。
どんなに飼育する愛犬に愛情を注いでいると思っていても、結果として愛犬を育てきれない飼い主さんは多
いものです。そして、愛犬(特にラブラドール)を上手に育てている飼い主さんは、私達から見るとほんの一
握りの様に見えます。
飼育の本質を見誤ったり、無責任な情報を見て「自然食?とか「手作り食?」とかに傾いてしまったり、ドッグフ
ードそのものに対しての間違った認識により、それ(ドッグフード)を与える事に罪悪感の様なものを感じてしまっ
ている飼主さんまでいますから、非常にややこしい限りです。
癌一つとってみても、自然食、また自然からの材料を使って調理(手作り)したものを食べている人間の方が、
犬達に比べ圧倒的に発生は多いものです。
(ちなみに、私のブリーディングしたWan達200頭を見ても癌の発生は4頭に限られます。内二頭は5~7歳で
亡くなっていますが、何を食べていたかが不明です⇒残念ながら勧めたフードは使わなかったようです。そして
後の二頭は治療を済ませ元気に生きています。)
◇とは言え、ドッグフード全てを称賛していると受け取られるには大きな問題があります。
確かに余り犬の健康にはよろしくないものも沢山存在する事も事実ですし、形状だけを見てもラブラドールには
適していないものも多く存在しています。むしろ良質なドッグフードは少ない位と言えるでしょうか、、、、。
良質なフードを見分けるには、それらを使って良く知っている犬種ごとのブリーダーなどに聞くか、Wan達に係
る団体等の情報を得る事も良い方法ですね。
是非愛犬に一番合った良質なドッグフードを見つけ出して、毎日安心して食べさせてあげる事が可愛いWan達
に一番喜ばれる事なのではないでしょうか。
H君
クラウス
ひまわり
ベス
◇何らかの事情でリハビリ中の犬や、年をとってしまった犬達、減量等の特別なメニューで管理されなくては
ならない犬達と、ブリーダーのところには複雑な給餌管理を余儀なくされる犬達がゴロゴロしているものです。
毎日薄い頭を抱えていますが、お陰様でボケずにすんでいる様です、、、、
そんなわけで、Wan達には心から感謝しています。/P>
皆さまも、今日もご愛読、有難うございました~~~~!
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宜しく御願いいたしま~す。
そしてトリプルスターのカレンダーは此方です
ご見学希望の方は、ご参考に願います。/P>